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頑丈&高機能なド定番モデル? それともオシャレなニューカマー?【カメラバッグセレクション/銀一編】

「シンクタンクフォト」――頑丈さで報道のプロフェッショナルに支持される

シンクタンクフォトは2005年、2人の写真家と2人のデザイナーによってアメリカで生まれた。バッグの頑丈さと細部までこだわり抜いた使いやすさで、今や世界中の、とりわけ報道系のプロ写真家たちに支持されている。

【その1】安定した4輪ホイールと高い収納性


エアポート ローラーダービー
参考価格/ 60,480円

4輪ホイールのため身体の近くで転がせるので、人が多い場所でもジャマになりにくい。基本的に100席以上の国内線で機内持ち込み可能なサイズ(※)に、レンズを付けた一眼レフを2台と400mmF2.8望遠レンズを収納できる。PC収納スペースもある。●外寸:約35.6×55.9×22.9cm ●重量:約5.2kg
 
※サイズだけでなく重量制限もあるのでご注意を。

▲最大の特徴は車輪が4輪タイプということ。身体のそばに置いて転がせる、4輪の対応力の高さ、使いやすさが「最近、見直されている」(清水さん)という。もちろん2輪での使用も可能。

 

▲作り手のこだわりの一つが日本の「YKKファスナー」の採用だ。メイン部分は10番と呼ばれるタイプが使われている。壊れにくさとスムーズな開閉具合はまさにジャパンクオリティ。 

 

▲内側は半透明のポケットになっており、何が収納してあるかがわかりやすい。ケースに入れたメモリーカードやフィルターなどの小物を入れておくと便利だ。ファスナー付き。

 

▲頑丈さがウリのシンクタンクフォトにはメンテナンスサービスもあり、キャスターの交換などが可能だ。もし不具合が出たら購入店に相談するといいだろう。銀一への持ち込みも可能だ。

 

【その2】セットでも使いやすいショルダーバッグ


ヴィジョン15 グラファイト
参考価格/ 17,280円

機材にアクセスしやすいショルダー型。大口径標準ズーム装着の中型一眼レフと2~4本のレンズ、フラッシュなどを収納できる。バッグ背面部分にポケットが備わり、薄型14~ 15型ノートPC 類が収納できる。サイズ違いのヴィジョン10とヴィジョン13がある。●外寸:約27×44×16cm ●質量:約1.2kg

▲覆い式のメインカバーとは別にファスナー開閉式内蓋も備わっている。撮影時は内蓋を開けてメインカバーだけを使い、移動時などに内蓋も閉めれば、埃や雨などが入りづらくなる。

 

▲ペットボトルなどが入れられるサイドポケットはマチが広がるようになっている。薄手の収納物や何も入れないときはペタッと収まるのでバッグのシルエットもすっきりする。 

 

▲背面にはベルト状のハンドル通しがあるのでキャスター付きバッグの上に安定して載せておくことが可能だ。

 

マインドシフトギア

自然保護にも傾注する写真家、ダニエル・ベルトラ氏とシンクタンクフォトのクリエイターによって2012年に立ち上げられた。特に風景やネイチャー写真家に愛用者が多く、撥水性や機能性の高さには注目。


バックライト26L
参考価格/ 38,880円

背面開きでバッグを降ろすことなくすべての機材にアクセスできる。標準サイズの一眼レフ1台と4~6本のレンズが入り、PCの入るポケットが2つある。●外寸:約29×51.5×20cm ●重量:約1.8kg

 

クランプラー

1995年、オーストラリアで設立。ブランドのアイデンティティはそのまま、新たにドイツ・ケルンのデザインをまとって再上陸を果たした。メッセンジャーバッグタイプからザック、各種ポーチまで多彩な商品ラインナップを誇る。


ムリ8000
参考価格/ 19,440円

カラフルなイメージから脱して、シックで丁寧な作りが魅力のショルダー型。標準レンズ付き一眼レフとレンズ2本、アクセサリーなど収納可能。ショルダーのほかにバックパック型もある。●外寸:約28×41×16cm ●重量:約1.1kg

 

ドンケ

報道写真家のジム・ドンケ氏が「身体に馴染み、必要ならバッグを提げたまま走れる」ことを目指したのがはじまり。クッションはわりと薄手なので、自分で工夫する必要があるものの、それだけに愛着が湧きやすいともいえる。


F-2
参考価格/ 36,720円

超定番モデルは未だに一定の売り上げを誇る。一眼レフ2台+レンズ4本+ フラッシュなどを収納可能。カラーはブラック、オリーブ、サンド、ワックスウエア。●外寸:約40×17×23cm ●重量:1.2kg
 

銀一スタジオショップ
東京都中央区月島1-14-9 平日10時~18時30分 土曜11時~17時 日祝休み
http://www.studioshop.jp

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