2019年6月18日〜19日にパシフィコ横浜で開催されたフォトグラファーズ&フォトビジネスフェア「PHOTONEXT(フォトネクスト)2019」の会場から、気になった製品をピックアップ。ピクトリコは、写真プリント用ファインアート紙の新製品を展示していた。
【ピクトリコ】高品質なプリントが楽しめるファインアート紙を展示
ピクトリコは親会社・三菱製紙のブース内で出展。フォトコンテストの入賞作品やTシャツプリントなども紹介されていたが、やはり気になるのは新製品の写真プリント用紙「GEKKO レッドラベルプラス」と「ピクトリコ グラフィックアートシャイニーゴールド(光沢パール)」。どちらもプリントサンプルが展示されていた。
「GEKKO レッドラベルプラス」は、2015年に生産を終了した「GEKKO レッド・ラベル」の後継用紙として2019年3月に登場した。画材紙特有のテクスチャーを持ちながら黒濃度が高く、広い階調表現が特長で、写真から絵画プリントまで、幅広いアート制作に最適している。また、画材紙・半光沢の質感はそのままに、染料プリンターにも対応した。
「ピクトリコ グラフィックアートシャイニーゴールド(光沢パール)」は、パール顔料のコーティング層により、光り輝くパール光沢感を表現したインクジェットペーパー。ハイライト部に光沢感のあるペーパーには「GEKKO パール・ラベル」があるが、「ピクトリコ グラフィックアートシャイニーゴールド(光沢パール)」は、ゴールドのパール光沢が独特な立体感・階調を表現してくれる。高いインク吸収力により、鮮やかな発色を実現するのだ。
また、ブースの奥には「ピクトリコ・アーティストペーパー」でプリントされた作品も展示されていた。このペーパーは市販されておらず、ピクトリコのプリントサービス「ピクトリコ プリント工房」でのみ注文可能なもの。「ピクトリコ ショップ&ギャラリー表参道」で、ホワイトフィルム以外の用紙は同一価格でプリントしてもらうことができるので、興味がある人は試してみるといいだろう。
〈文・写真〉柴田 誠