秋といえば紅葉! 場所によってさまざまな表情を見せる紅葉は、鑑賞だけでなく撮影スポットとしても非常に人気です。ということで今回は、中国・四国・九州地方のおすすめの紅葉スポットを撮影地マップからピックアップしました。
①石灰岩が特徴的な「平尾台」の紅葉(福岡)
日本の三大カルスト地形のひとつである平尾台。紅葉する木々はそれほど多くないですが、独特の形をした石灰岩と紅葉の組み合わせはこの地ならではのもの。一帯には鬼の洗濯岩や羊群原、ライオン岩などの見所が点在しています。木々が紅葉するのは11月上旬~下旬ごろとなり、時期によって草紅葉やススキが草原を埋めつくす光景にも出会えます。
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②紅葉の名所として名高い「菊池渓谷」(熊本)
九州を代表する渓谷のひとつであり、紅葉名所としても名高い菊池渓谷。渓谷内には真っ赤に色づく木は少なく、黄色を基調とした落ち着いた秋色が中心となります。広河原や紅葉ヶ瀬では落葉がじゅうたんのように敷き詰められ、艶やかな秋の渓流風景を撮影できます。
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③紅葉のじゅうたんを敷きつめたような「くじゅう山」(大分)
九州本土最高峰の中岳(1791メートル)、盟主的な存在の久住山、ミヤマキリシマで有名な平治岳など、幾つもの峰々が連なるくじゅう山。比較的手軽に楽しむなら、やまなみハイウェイ牧ノ戸峠から徒歩30分ほどの沓掛山がよいです。三俣山や長者原の湿原を見渡せ、広々としたくじゅう山らしい紅葉風景を撮影できます。例年10月下旬~11月中旬が見ごろ。
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④朝霧漂う紅葉の「一目八景」(大分)
深耶馬景の中心部、一目八景からは、群猿山や鳶ノ巣山、夫婦岩などの数々の奇岩群を見ることができます。公共駐車場から5分ほど歩いた場所には展望台もあり、秋になると色づいた木々との美しい姿を写せます。展望台とその周辺はそれほど広くなく、旅館や土産物店などもあるため観光客の少ない早朝に訪れたいところ。例年10月下旬~11月中旬が見ごろ。
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⑤独特の雰囲気を持つ一枚岩の「岳切渓谷」(大分)
岳切渓谷はおよそ2キロにわたって続き、渓谷沿いに遊歩道が整備されています。渓谷の岩は苔むしていて、11月上旬~下旬にかけて見ごろを迎える紅葉や落ち葉との対比が見事です。作画をするときにPLフィルターは欠かせませんが、強く効かせすぎると水の表情が失われてしまうため、少しだけ反射を残して撮影したいところ。
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⑥「霧島連山」の紅葉と「六観音御池」(宮崎)
10月下旬~11月上旬、韓国岳を背景にして繊細な色合いの紅葉を見ることができます。風のない日は六観音御池に映り込む紅葉や山稜を狙える絶好のチャンス。池に面したテラスからの眺望はよいですが、やや平面的になりやすいので、前景となる木々を生かして撮影するのもおすすめです。日中は逆光になるので、午後や夕方の光で立体感を引き出すとよいでしょう。
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⑦山水画のような見ごとな渓谷が続く「三段峡」(広島)
聖湖から続く全長13キロにも及ぶ大峡谷。とりわけ全長30メートルの三段滝と高さ20メートルの岸壁が両側に迫る黒淵(写真)は被写体として魅力的。三段峡正面口からは遠いので、水梨口駐車場を拠点に撮影するとよいでしょう。秋は色づいた木々が山腹を飾り、錦絵のような美しさとなります。紅葉の見ごろは11月上旬。
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⑧色づいた落ち葉が魅力的な「石ヶ谷峡」(広島)
広島市街の北西部に位置する石ヶ谷峡は、知る人ぞ知る隠れた紅葉スポット。常緑樹が多く、色づく木々は限られているものの、澄んだ水が流れる渓谷にたくさんの落ち葉が敷き詰められた様子は何とも美しいです。紅葉の見ごろは11月上旬~中旬ころ。
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⑨奇岩・奇景が続く「帝釈峡」の紅葉(広島)
石灰岩台地が帝釈川に浸食されて、鬼の唐門や白雲洞などの独特の地形が見られる峡谷となりました。峡谷探勝のクライマックスは上帝釈峡エリアにある全長90メートルの雄橋。下部が浸食されてできた石灰岩の天然橋として知られています。11月上旬には紅葉の木々に包まれて、秋らしい水風景を存分に撮影できます。
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⑩紅葉の色を映し出す三段峡(広島)
国の特別名勝にも指定されている三段峡。全長約16キロの渓谷には、切り立った絶壁と緑色の淵が美しい黒淵や猿飛、深淵に流れ落ちる三段滝や三ツ滝など数多くの見所があります。秋には渓谷全体が鮮やかに染まり、川面に紅葉の彩りが映り込みます。例年10月下旬~11月下旬が見ごろ。
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⑪奇岩絶壁に紅葉が映える豪渓(岡山)
高梁川の支流、槙谷川の上流にある豪渓は、奇岩絶壁がそびえる渓谷美が楽しめます。紅葉に彩られた周囲の山々が水面に映りこみ、遠景から近景まで画面いっぱいが色鮮やかに染まります。槙谷川の流れは大きくないので、河原に下り、近づいて水面の変化を狙ったり、写真のように谷底から空を見上げるように撮るのもよいでしょう。紅葉のピークは11月中旬ごろ。
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⑫山奥にひっそりとたたずむ「大轟の滝」(徳島)
釜ヶ谷峡谷にある大轟の滝。紅葉は例年10月下旬から11月上旬に見ごろです。落差が20メートルあり、幅も広く、滝つぼは大きいです。またその奥にも数段の滝が見えます。撮影は滝を見下ろす国道から。谷は深く、日が差し込む時間は短いです。写真は、鮮やかな木々を大きめに捉え、広めにフレーミングし、シャッタースピードは1秒で流れを生かして写しています。
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⑬「小田深山渓谷」のしっとりと美しい紅葉(愛媛)
久万高原、あるいは古い街並みが残る内子から、四国カルストを目指し、山道を進むと、標高750メートルを越える深山に美しい渓谷が現れます。水量は多く、苔むした岩やモミジが多く、紅葉の時期はもちろん、新緑の時期も美しいです。日差しがあまり入らない場所なので、しっとりとした写真が撮れます。紅葉は例年10月下旬~11月上旬に見ごろとなります。