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“万が一”のときも中は見せない! スマホでデータをロックできる大容量SDカード【Inter BEE 2019】

2019年11月13日(水)〜15日(金)の3日間、千葉の幕張メッセで開催された「Inter BEE 2019」(International Broadcast Equipment Exhibition 2019 = 2019年 国際放送機器展)。音と映像と通信のプロフェッショナル向け展示会だが、会場にはアマチュアにおすすめの写真機材も数多く展示されていた。会場で見つけた注目のアイテムやユニークな製品をピックアップして紹介する。

【キオクシア】ロック機能「Mamolica」付きSDメモリカードの大容量タイプを参考展示

Inter BEE 2019【キオクシア】Mamolica

 

東芝グループブースでは、情報漏えい防止機能「Mamolica」付きSDメモリカード (以下 Mamolica) が展示されていた。展示していたのは、2019年10月に東芝メモリから社名変更したキオクシア。これまで「Mamolica」には、8GB / 16GB / 32GB / 64GBの4タイプがラインナップされていたが、開発中の大容量タイプ 126GB / 256GBのSDメモリカードと128GBのmicroSDメモリカードが参考展示されていた。

Inter BEE 2019【キオクシア】Mamolica

 

「Mamolica」は、電源を切るとカードにロックがかかり、書き込みはできるが読み出しができなくなる仕様のSDメモリカード。情報漏えいを防ぐための法人向けの製品だ。万が一、カードを紛失したり盗難にあった場合でも、サムネイルも表示されなくなるため、中身を見られる心配がない。最近ではドローンの墜落といった事故も想定されることから、microSDの開発も進めているのだという。

Inter BEE 2019【キオクシア】Mamolica

 

スマートフォンアプリ「Mamolica」をインストールしたNFC対応のアンドロイドスマートフォンや、iOS13以降のiPhoneにかざすだけでロック解除が可能。また、カードの使用状況や寿命などもチェックすることができる。

Inter BEE 2019【キオクシア】Mamolica

 

 

〈文〉柴田 誠