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【今さら聞けないカメラ・写真用語】「5軸手ブレ補正」って何?

いつも何気なく使っているカメラ用語。なんとなくわかっている気がしても、実はよくわかっていない言葉がたくさんある。用語を正しく理解すれば写真仲間と話しも弾むハズ。デジタルカメラにまつわる用語を解説しよう。

 

5軸手ブレ補正【ごじくてぶれほせい】

カメラが前後左右に振れることによって起きる角度ブレ(2軸)、上下左右に平行移動するシフトブレ(2軸)、カメラが左右に回転することによる回転ブレ(1軸)の計5軸に対応する手ブレ補正のこと。

回転ブレはレンズ側では補正できないため、光学式ではカメラ内のみとなる。なお、手ブレ補正の効果についてのスペックは角度ブレの2軸だけでの数値が表記される。

 

5軸手ブレ補正のイメージ

5軸手ブレ補正

手ブレのうち、もっとも大きな問題となるのが角度ブレ(YawとPitch)で、多くのレンズ内手ブレ補正はこの2軸のみ補正する。シフトブレ(XとY)は近接撮影時に問題になりやすい。回転ブレ(Roll)はシャッターボタンを押す動きが大きすぎることによって起きる。