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【今さら聞けないカメラ・写真用語】「裏面照射型」って何?

デジタル写真に欠かせないのが専門用語。用語の意味を知ることで、デジタル写真の楽しさが広がるハズ。デジタル写真の画質にまつわる用語を解説しよう。

裏面照射型【りめんしょうしゃがた】

通常、撮像センサーは受光部の層の上に配線などの層を積み重ねていく工程で製造するが、入射した光の一部が配線などにさえぎられるため、多画素化するほどに感度面で不利となる。裏面照射型の撮像センサーでは製造時の構造を裏返しにして受光部を露出させた形になるため、効率よく光を取り込める。感度の低下を抑えつつ多画素化が可能なのがメリットだ。

 

【今さら聞けないカメラ・写真用語】「裏面照射型」って何?
▲表面照射型は受光部の層の上に配線層があるため、入射した光のすべてを活用できない。裏面照射型は受光部の層が最前面にあるため、光のロスが少ないのが強み。感度などの面で有利となる。一眼レフやミラーレスカメラでも多画素機を中心に採用例が増えつつある。