特集

【今さら聞けないカメラ・写真用語】「ED / LD / UD / 蛍石」って何?

写真を撮影するための要となる交換レンズ。レンズにもさまざまな用語が存在する。レンズ用語を理解すれば、愛用カメラにピッタリのレンズ選びが楽しめる。交換レンズにまつわる用語を紹介しよう。

ED / LD / UD / 蛍石【いーでぃー / えるでぃー / ゆーでぃー / ほたるいし (けいせき)】

異常部分分散性を持った光学素材のこと。メーカーによってさまざまな名称があるが、基本的な効能や利用法は同じ。1枚の凸レンズでは光の色(波長)によってピント位置がズレる軸上色収差が出るが、EDレンズなどはそのズレ方が一般的な光学ガラスと異なる。この特性を利用して主に望遠系レンズの軸上色収差や、広角系レンズの倍率色収差(画面周辺部の色ズレ)を補正するのに使われる。

 

キヤノン人工蛍石結晶採用レンズの発売から50周年
▲キヤノンが開発した人工蛍石の結晶。