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【今さら聞けないカメラ・写真用語】「インナーフォーカス」って何?

写真を撮影するための要となる交換レンズ。レンズにもさまざまな用語が存在する。レンズ用語を理解すれば、愛用カメラにピッタリのレンズ選びが楽しめる。交換レンズにまつわる用語を紹介しよう。

インナーフォーカス【いんなーふぉーかす】

レンズの光学系全体を動かしてピントを合わせる全群繰り出し式に対して、光学系の中間のグループ(群)だけを動かすものを言う。後群だけを動かすものはリアフォーカスと呼んで区別する。動かす部分が小さくて軽くできる分AFスピードが上げやすく、制御性も良くなるためにピント精度も高くしやすい。ピント合わせ時に鏡筒が伸び縮みしないので密閉性が高く、強度や耐久性、防塵・防滴性の面でも有利となる。

 

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3
▲インナーフォーカスのイメージ。「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3」は、図中の明るい色のレンズ(フォーカスレンズ)を移動させてピントを合わせる。