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航空写真家に聞いたおすすめスマホアプリ4選&ロケ現場での活用法【撮れ高アップのロケ戦法】

<この方に聞きました!>


A☆50/Akira Igarashiさん

一瞬を切り撮ることを目的に全国を駆け巡る瞬撮系航空写真家。出版社の制作部門を経て2000年にフリーランスへ。雑誌、WEB、テレビなど各種メディアに作品を提供するかたわら、航空会社やカメラメーカーなどの公式撮影も担当。ヒコーキ撮影に関する記事の執筆を担うほか、写真コンテストの審査も行なう。多くのヒコーキ撮影講座にて講師を務めるほか、イベントでのトークやテレビ出演もこなす。キヤノンEOS学園講師。公益社団法人 日本写真家協会(JPS)会員。物心がついた頃から重度のヒコーキマニア。

 

ヒコーキ撮影の超定番「フライトレーダー」に加えて「状況チェック系」のアプリを利用すれば撮影はより快適になる!

オススメアプリ|1 Flightradar24

飛んでいる機体の状況がわかる必携アプリ

ヒコーキ撮影ファンには必携とも言える定番アプリ。飛んでいる機体の状況をリアルタイムで把握することができる。撮影対象となる機体がどこを飛んでいるのか? 特別塗装の機体がどの路線に入っているか? など撮影に役立つ情報が満載。最近はWi-Fiが使える機体もあるので、フライト中の機内で自機に近づく機影の情報を得たりできる。

 

オススメアプリ|2 Yahoo天気

アプリ内の「雨雲レーダー」で雨雲をチェック

このアプリで「晴れ」「くもり」など天気自体の情報を得ているわけではないが、このアプリの中にある雨雲レーダーを撮影の際に重宝している。雨雲の強度や動きを細かく知ることができるため、雷とヒコーキの画を狙っているとき、雨や雪を巻き上げる着陸シーンを狙っているとき、雨上がりのヌケの良い画を狙っているときなどに使用する。

 

オススメアプリ|3 日の出月の出

月の出の方向・時間を把握し「月とヒコーキ」を狙おう

日の出や月の出の情報が詰まったアプリ。主に月とヒコーキの絡みを撮影するときに使用している。日毎に変わる月の出の方向や時刻を把握可能。スマホを地平線方向にかざすと月の出から南中、月の入りまで図版化されたものが画面に表示される。月に機影が刺さる画などを狙う際は、これとフライトレーダーを組み合わせて撮影場所を決める。

 

オススメアプリ|4 AR山ナビ

お目当ての山がどこにあるのかを確認できる

山の多い日本。国内でヒコーキと風景の絡みを撮る際、雄大な山々を背景として撮ることが少なくない。初めて訪れた撮影場所で絡めたいお目当ての山がどこにあるのか素早く認識できるのがこのアプリの利点。場所を細かく認識したらそれに応じて機体と絡みやすい位置に立ち位置を移動することも可能だ。