CP+の中止やショールームの休館、発売日の見直しなど、カメラ業界においても新型コロナウイルス感染症の影響はさまざまな面に及んでいる。ただ、このような状況のなかでも興味深い新製品が各社から登場している。今回は、2020年の1~4月に発表・発売された注目製品を中心に、主要カメラメーカー各社のトピックを振り返っていく。今回はニコン編!
■2019年5~12月のトピックはこちら↓
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Topic(1)ハイブリッドAFシステム採用のフルサイズ一眼レフ「D780」
去年、一昨年とミラーレスカメラの話題が多かったニコンだが、まずは1月発売の一眼レフカメラ「D780」に注目したい。前モデル「D750」が2014年9月発売ということで、ミラーレスシフトが進むなか果たして後継機は出るのだろうかとやきもきしながら待っていたニコンファンも多いだろう。製品の特徴としてはAFシステムの強化がウリで、ファインダー撮影時のAF性能の向上に加え、ニコンのデジタル一眼レフカメラとして初となる像面位相差AFの採用によりライブビュー撮影時のAFも格段に進化している。
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Topic(2)ニコン史上最強のAF性能! フラッグシップ一眼レフ「D6」の詳細が明らかに
同じく一眼レフでは、昨年9月に開発発表されていたフラッグシップモデル「D6」が2月に正式発表された。当初は3月発売の予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響により発売が延期されている(5月予定)。開発発表時点では不明だった詳細なスペックも明らかになっており、新開発の全点選択可能な全点クロスタイプセンサー105点AFシステムを搭載するなど前モデルから特にAF性能が大きく向上。“ニコン史上最強のAF性能”を実現する。
D6と同タイミングで開発発表されていた一眼レフ用大口径望遠ズームレンズ「AF-S NIKKOR 120-300mm f/2.8E FL ED SR VR」は、ひとあし先に2月に発売となっている。ズーム全域で開放F値2.8を実現しつつ機動力を確保しており、スポーツ撮影などを強力にサポートする1本だ。
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Topic(3)Zマウント用レンズがますます充実
ミラーレスカメラに関しては、Zマウント用交換レンズが3本発表された。3月に発売された「NIKKOR Z 20mm f/1.8 S」は、NIKKOR Zレンズのなかでもさらに高い基準を満たす「S-Line」に属する、開放F値1.8の大口径超広角単焦点レンズ。撮影距離を問わず、絞り開放でも画像周辺部まで高い解像力と優れた描写性能を発揮し、幅広いシーンで超広角のダイナミックな表現を高画質で楽しめる。
「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」は同じくS-Lineに属する大口径望遠ズームレンズ。ズーム全域で絞り開放から画像周辺部まで高い解像力を発揮し、被写体を細部まで克明に描写する。手ブレ補正効果はNIKKORレンズ史上最高の5.5段を誇る。なお、当初は2月発売の予定だったが、生産上の都合による発売延期がアナウンスされている。
「NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR」は小型軽量の高倍率ズームレンズ。こちらも生産上の都合による発売延期がアナウンスされている。機動力が高く、使い勝手のいい高倍率ズームだけに、発売を心待ちにしているユーザーも少なくないはずだ。
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Topic(4)ニコン「Z 7」「Z 6」が動物AFに対応
昨年5月のファームアップで瞳AFに対応した「Z7」「Z 6」が、2月に公開された最新ファームウェアで動物AFにも対応した。カスタムメニューのa4 [オートエリアAF時の顔と瞳認識] に [動物認識する]が追加され、顔認識AFと瞳AF機能が「犬と猫」の撮影でも作動する(動画撮影時には「顔認識」のみ動作する)。そのほか、細かな操作性なども改善されている。
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Topic(5)2000mm相当の光学83倍ズームコンデジ「COOLPIX P950」
コンパクトデジタルカメラのカテゴリでは、広角24mm〜超望遠2000mm相当までをカバーする高倍率ズーム機「COOLPIX P950」が2月に発売された。ニコンのコンパクトデジタルカメラ史上最高の手ブレ補正効果5.5段を実現し、超望遠撮影を手軽に楽しむことが可能。モードダイヤルからダイレクトに選択できる「月モード」「鳥モード」を搭載している。また、動画撮影は4K UHD/30pに対応しているほか、露出が調節できる「マニュアル動画モード」やズーム速度の設定など、機能が大きく進化している。
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