特集

あなたのカメラは半分死んでいる!? むずかしい理論ナシの実践動画撮影講座「はじめよう一眼動画」第1回

はじめよう一眼動画 第1回:桜の撮影

 

あなたのカメラは半分死んでいる!?

 

これは某メーカーのカメラ担当者が、一向に普及しないデジタル一眼カメラでの動画撮影に関して嘆いていたのを、ちょっとばかり大袈裟に表現してみたもの。『カメラを購入頂いても、動画機能をまったく使用しないアマチュアカメラマンが大多数。極端な例えだが30万円のカメラの場合15万円分が使われていない感じ』という主旨で話されたのだが、半分はともあれカメラ機能の1/3程度を未使用な方は多いだろう。

 

CAPA読者アンケートによればアマチュア写真家の大多数は「写真撮影にはちょっと自信がある。けれども動画はメンドーなので撮らない」ようだ。けれども、静止画を楽しむメディアがスマホやパソコンなど動画再生機能を持つものに移りつつある現在、静止画のみを楽しんでいるのは何とももったいないではないか。

 

この「はじめよう一眼動画」連載は、アマチュア写真家が抱く動画に関する“メンドー”を取り除き、静止画と同じように楽しんでもらうことを目指すもの。動画に関わるむずかしい理論などは敢えて脇に置き「とりあえずこの設定で撮っとけ」流で企画は進む。「習うより慣れろ」で動画撮影にチャレンジして欲しい。

 

第1回は「桜の撮影」を例に具体的な撮影方法を解説。なにはともあれ、まずは次の動画をご覧いただければと思う。

 

以下、動画のダイジェストを切り出し静止画+キャプションで構成で簡単に紹介する。

 

講師役はCAPA本誌及びCAPA CAMERA WEBで活躍中の写真家、中西 学さん。自身のYouTubeチャンネルでは風景撮影動画から製品レビュー動画まで、幅広く公開されている。

 

本編は3月下旬に取材撮影を実施したのだが、公開を控えていたもの。季節外れの公開で失礼。

 

機材はソニーα7IIIにFE 24-105mm F4 G OSSの組み合わせ。

 

三脚を立てしっかり構図を決めて静止画を撮ったら、ついでに動画も撮っておきたい。

 

同じ構図のまま、静止画と動画を撮っておこう。動画は30秒間前後、撮っておく。

 

風に揺れる花や水面など、動きのある被写体は動画撮影に最適だ。

 

 

静止画撮影に慣れたアマチュア写真家なら、A/S/Mモードでの撮影は手慣れたものでは。動画撮影の場合、おすすめはMモード。

 

<今回のまとめ>