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カフェみたいなおしゃれな店構え! こだわりのクラシックカメラが並ぶ「オルレアカメラ」へ行ってきた

2019年8月にオープンした「オルレアカメラ」へ行ってきた。吉祥寺駅からおしゃれなカフェや雑貨屋が並ぶ中道通りを進み、角をひとつ曲がった先にある。かわいらしい木製の看板が目印だ。

オルレアカメラ

オープンから1年、店主のこだわりが詰まったクラシックカメラ販売

吉祥寺に店舗を構えるオルレアカメラ。東京の西側には中古カメラ店が少ないため、地元はもちろん、立川や調布、さらに埼玉県の所沢からもお客が来るとか。また学生の姿も多い。

アンティーク調のおしゃれな店内

落ち着いた雰囲気の店内には、フィルム機を中心にカメラやレンズがずらりと並ぶ。特に人気が高いのがライカだ。「ベテランの方だけでなく、若い方にもライカが人気ですね。『アルバイトしてお金を貯めました』と何十万円もするライカを購入していきます」と店主の斎藤直樹さんは語る。特に女性は、初心者であってもいきなり高級機を購入する勢いがあるそうだ。

オルレアカメラ
店内は木調でアンティークな雰囲気が漂う。しかもお店に入ると目の前にコンパクトカメラやアクセサリー類が並んでいて、親しみやすさも伝わってくる。扱うのは中判までのフィルムカメラが中心だ。

さまざまな種類が揃うフィルムコンデジ

さらにコンパクトカメラも若い人に人気。それも樹脂製ではなく、「コニカ C35」や「ヤシカ エレクトロ35」など金属製が売れている。メカニカルな雰囲気が魅力なのだろう。二重合致式の距離計に夢中になるそうだ。

オルレアカメラ
コンパクトは「コニカ C35」の人気が高く、ハーフサイズカメラの「オリンパス PEN」も売れている。横に構えると縦位置に写るところが、スマホを持つと縦になるのと似て親しみやすいとか。
 
オルレアカメラ
一眼レフはニコンが豊富。「僕がニコン好きなので集まってしまいました。特に「F3」が好きです」と斎藤さん。ニコンは壊れにくく、電子制御でも修理しやすいところもポイントだ。

人と人との繋がりを大切にしているお店

新型コロナによってしばらく店舗営業は自粛していたが、ネット通販は行なっていた。「通販の場合、購入前にまずは必ず当店に電話していただくようにしています。実際に対話しながら、ご納得して購入してもらいたいのです」。通販であっても対面販売のように接したい、という様子がうかがえた。

レンタルギャラリーを併設

店内にはギャラリーがあり、個展はもちろん、学生やサークルのグループ展にも利用できる。新型コロナの蔓延後は運営を中止していたが、11月より再開した。利用したい人は、お店に問い合わせてほしいとのこと。

オルレアカメラ

店主のおすすめはコレ!

M型ライカ
定番は露出計が入った「ライカ M6」(税込 420,000円)。ただし価格が上昇しているので、欲しい人はお店に確認だ。露出計が要らなければ、「M4」が使い勝手のバランスが良い。レンズは50mmと35mmが使いやすい。

オルレアカメラ

オルレアカメラ

見つけた! 藤井カメラマンの気になる商品

ミノルタ SR-3 ブラック
1960年に発売されたミノルタ初期の一眼レフ。珍しい機種だが、ブラックはさらに希少。しかもキズやスレが少なく整備済み。「ロッコール 55mm F1.8」と露出計が付属する。露出計も動いている。価格は税込98,000円。

オルレアカメラ

 

オルレアカメラ 店舗情報

住所 東京都武蔵野市吉祥寺本町3-12-3
営業時間 14:00~18:00 (木曜は予約のみ)
定休日 月・火・水曜
TEL 0422-27-5019
交通 JR・京王井の頭線 吉祥寺駅より徒歩11分

※営業日・営業時間は変更の場合あり。WEBサイトで確認を。

 

 

※掲載した商品や価格は取材時のものです。