カメラ・レンズだけじゃなかった!? キャンプグッズにもあった深〜い“沼”
スペックの方向性が多彩! 自分スタイル探しの迷宮!?
キャンプ用品店に行くと、たくさんのアイテムが棚に並んでいる。例えば、夜の手元を照らすための明かりを手に入れようと思ったら、小さなヘッドライトから大型のガソリンランタンまであって、どれを選んだらいいのか、わからなくなってしまう。
そうなると「おすすめアイテムはどれですか?」と聞きたくなるところだろうが、その答えも難しい。これがアウトドアアイテムの奥深さなのだ。
その理由は、使う人や使い方によってベストなアイテムが変わってくるから。軽量性を求めているのか、頑丈さを求めているかだけでも、その「目的」が違うことはすぐにわかるだろう。ということは、ベストアイテムは自分で探さなければならなくなる。自分のやってみたいキャンプのスタイルをイメージして、パズルのようにはめ込んでいく作業が実は楽しいのだ。
キャンプアイテムは形と機能が一緒でも、素材が違っていることも多く、その方向性は多彩。趣向性の強いジャンルでもある。しかも、これがベストと思っていても、どこかでまた新しいアイテムが出てきて、ギア選びに悩むキャンプ好きを惑わすから困りものだ。
最近はガレージブランドがたくさん生まれ、さらに、目移りしてしまう状況になってきた。ガレージブランドといっても、大手メーカーと変わらないポテンシャルを秘めたメーカーも多い。そんな中から自分にピタリと合うアイテムを探し出さなければいけないので、キャンプアイテム選びはまさに「沼」であり「迷宮」でもあるのだ。
せっかく“ハマる”ならこだわりたい! オススメ逸品キャンプギア
■コッパーシェラカップ
キャンプギアも一生使えるアイテムをセレクトすれば自然と愛着も湧いてくる。銅製シェラカップは重厚感があって、手にしているだけで満足してしまう。
■ワンタッチテーブル
野外では平らな場所を探すのが大変だ。カップを置く場所を探すのにも苦労する。そこで、ワンタッチで簡単に展開できるコンパクトなテーブルがあると便利。
■焚き火台
焚き火台は燃焼効率の高いタイプをセレクトするのがおすすめ。2次燃焼効果で煙も少ない。一晩であれば、そのまま持ち帰れるぐらいの灰しか残らない。
■難燃性タープ
テントやタープは熱に弱い素材のものが多く、焚き火の火の粉を気にしてしまう。難燃性の生地で出来たタイプをセレクトすれば、ストレスフリーだ。
ナビゲーター
渡辺圭史 (アウトドアライター・編集者)
小学生の時にキャンプを始め、大学卒業後はアウトドア用品メーカーに就職。その後、出版社勤務を経てキャンピングカー専門誌編集長に。現在はフリーの編集者兼ライターとして活動中。「アウトドア」をキーワードに、より楽しいライフスタイルを求めてゆるりと奮闘中。愛車は車中泊仕様としてDIYでアップデートを重ね続けている軽バン。