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【2021ベストバイ】思いがけずゲットした「キヤノン EOS R5」の速さに驚き! シャッターチャンスを逃すことがなくなった

2021年は少しずつ良い方へ変化の兆しが見え始めた1年でした。2022年は久しぶりに楽しい写真ライフを過ごせることを願って、プロ写真家やカメラライターに「2021年に買ってよかったモノ」を一斉調査しました。さあ、どんなアイテムが出てくるかお楽しみに!

プロが買って良かったモノ教えます! 2021ベストバイ特集

オカダキサラさんの2021ベストバイ「キヤノン EOS R5」

【2021ベストバイ】オカダキサラさん
カバーを装着して愛用中の「EOS R5」

AFが優秀でシャッターチャンスを逃さない

2021年秋、ひょんなことから「キヤノン EOS R5」を譲っていただけることになりました。「あのときR5があればねー」と、随所でため息を漏らしていた甲斐があったのかも知れません。渡る世間に観音さま、です。

「EOS R5」で驚いたのはAFの速さです。「ここにピントが来てくれ!」と思ったところに瞬時に合います。以前は「EOS 5D Mark IV」を使用していましたが、それよりも明らかにピントが速い! 瞳認識や顔認識も正確で、素早い動きにもしっかりついてきてくれて、いつも助けられています。

RFレンズとの相性はもちろん抜群です。「RF35mm F1.8 MACRO IS STM」を使用しましたが、シャッタースピードを1/30秒に設定してもブレが発生しません。キレイ・AF速い・手ブレ補正スゴイの三拍子揃うレンズに文句はありません!

2020ベストバイの「α7R IV」と使い分けて写真ライフを満喫

何より一番感動したのが、電源をONにしたとき、もしくはスリープ状態からの「起動の速さ」でした。ミラーレスカメラの一番の難点は、バッテリーの消耗が激しいことです。なので通常は、電源をオフにします。あるいは、電源を入れたまま放置して、スリープ状態になっていることに気づかないことも多々あります。バッテリーを長く保たせるためにも、スリープ時間は必要ですが、「EOS R5」の前に使っていた「ソニー α7R IV」は起動が遅く、シャッターチャンスを逃してしまったことが何度かありました。ところが「EOS R5」は、起動までの待ち時間が短く、ストレスがとても少ないのです。

では「EOS R5」がそんなに素晴らしいのなら「昨年買ったα7R IVはもういらないんじゃないの?」となるかもしれませんが、そんなことはないのです。というのも暗部に対する画像処理は、やはり「α7R IV」の方がキレイだと感じるからです。また、画素数が大きいゆえに使えるクロップ切り替えも便利なので、単焦点レンズ使いの私にとっては重要な機能となっています。

「EOS R5」も「α7R IV」も、性能としてはまったく申し分ありません。撮影の最高の相棒として、または分身として写真ライフを共に満喫しています。それぞれに違った特性があり、使い分けることで、さらにいい作品が作れるのではないかと実験中です。

また、ミラーレスレンズのいいところはその軽量さにあります。2台持ち歩いても弱らない足腰を保つために、引き続き筋トレを続けつつ、それぞれのカメラの良さを存分に生かして制作を続けていきたいと思っています。

実写作例

これは一瞬の出来事で、シャッターを切った直後、二人はこの場を去っていってしまいました。とっさに構えたにも関わらず、ピントはきちんと合っていて、かなりホッとしました。

【2021ベストバイ】オカダキサラさん
キヤノン EOS R5 RF35mm F1.8 MACRO IS STM 絞りF7.1 1/250秒 ISO12800 WB : オート