意外と簡単に撮れる！ 手軽で楽しいアクションカメラ3選

どんな場所でも、何をしていても、自由に動画や静止画を記録できるアクションカメラ。その使い方は意外と簡単。自分がいま見ているものを記録できる、手軽で楽しいアクションカメラを紹介しよう。

目次

1. アクションカメラの完成形「GoPro HERO10 Black」
2. 新感覚アクションカメラ「DJI Action 2」
3. 360°の画角が撮れる「GoPro MAX」
4. アクションカメラの魅力とは？

アクションカメラの完成形「GoPro HERO10 Black」

アクションカメラの代名詞・GoProの最新機種が「HERO10 Black」だ。新型チップ「GP2プロセッサー」を採用したことで、小さなボディながら最大5.3Kの解像度、HyperSmooth 4.0による強力な手ブレ補正を実現。さらには従来機で弱点だったタッチパネルの操作性も向上し、屋外での設定などの作業もストレスなく行なえるようになった。まさにアクションカメラの完成形だ。

バイクなどの動画を撮りたくなる

アクションカメラといえば、やはりバイクや車に搭載してスピード感のある映像を撮影したくなるだろう。HyperSmooth 4.0の強力な手ブレ補正により、誰でも簡単に撮影が可能だ。

手軽な水中撮影にも便利

ハウジングなどを使わなくても水深10ｍの防水機能を持つため、水中撮影が気軽にできるのもポイント。水槽内などに設置して簡単に撮影が楽しめる。

ちょっとした写真撮影も可能

写真モードもあり、画素数は2300万画素で画質もスマホより良いくらいだ。小さいのでいつでもポケットに入れておいて気軽にスナップ写真を撮ったりするのにもおすすめ。

タイムラプス撮影が簡単

一眼カメラなどでは露出の設定が難しい昼間～夕焼け～夜景までのタイムラプス動画も、GoPro なら基本的には画角とライムラプスの撮影間隔を設定するだけで簡単に撮影できる。

タイムラプスで写真を選べば合成も可能

タイムラプスやナイトラプスモードでは保存形式に写真も選ぶことができる。インターバルタイマーのように使ったり、連続撮影した写真を比較明合成して長時間露光したかのような天体写真を作ることも可能。

タイムラプス時はどう給電する？

長時間の撮影時に必要になるのがこの「USBパススルードア」。バッテリーの蓋と交換すれば、USB端子に付属ケーブルをつなげてGoProに給電することができる。防水ではないが、ある程度の対候性が確保されているので屋外に設置する撮影でも安心。

予備バッテリーは多めに持っておきたい

GoProなどアクションカメラはボディが小さいだけにバッテリーも大きくはない。画質の設定などにもよるが、だいたい1時間くらいでバッテリーが切れてしまうので、予備は多めに持っておきたい。

アクセサリーは品質の良い純正を使おう

安価なサードパーティー製のアクセサリーには品質があまり良くないモノが多く、結局純正を買うことが少なくない。品質の確かな純正アクセサリーを使うのが安心だ。

新感覚アクションカメラ「DJI Action 2」

GoProと双璧をなすDJIのアクションカメラ。小型軽量なカメラ本体と「フロントタッチ画面モジュール」または「電源モジュール」を組み合わせて使用する (本体のみでも撮影可能)。オプションの取り付けには磁気マウントと呼ばれる磁石を利用したユニークな方式を採用しているため、外見はとてもシンプル。付属の磁気ストラップを使えばシャツなどにも簡単に取り付けることができ、流行りの一人称映像をさりげなく撮影することができる。

カメラ本体とモジュールの組み合わせが基本

単体でも撮影できてしまう驚くほど小さい本体だが、残念ながら単体で完結しているわけではなく、充電はフロントタッチ画面モジュール、もしくは電源モジュールが必要になる。

マグネットで自由に固定できる

ネックレスのように首から提げて使うための磁気ストラップや磁気アダプターマウント、三脚などに取り付けるための磁気ボールジョイントアダプターマウントなどは強力な磁石で固定される。

アイデア次第で楽しい映像が撮れる

磁気ストラップを使って子どもの服にカメラを付けて遊ばせてみた。固定方法も簡単で小型軽量なため、子どもも嫌がらずに付けてくれた。

360°の画角が撮れる「GoPro MAX」

強力な手ブレ補正を搭載した360°カメラ。最大解像度6K (出力は5.6K) の動画を撮影することができる。360°モードのほかに、GoProアクションカメラのように使えるHEROモードや、ゆがみのない270°のパノラマ写真を撮ることができる。音声収録も、本体の6個のマイクを使った空間音声の記録に対応しており、360°映像でも自然な音を再現することができる。

前後にレンズを搭載

多くの360°カメラと同じように前後に魚眼レンズが付いている。カメラの厚みのぶん写らない部分があるが、その隙間をうまく使ってセッティングすれば固定具がほとんどわからない画像を撮ることができる。

360°の特殊映像ならこのカメラ

360°動画は拡張子「.360」という特殊な記録方式で記録されるため、専用のアプリを使って再生する。編集してレンダリングすれば通常の動画形式にすることも可能だ。

 

※参考価格は記事執筆時点の量販店価格です。

アクションカメラの魅力とは？

テレビ番組などでもよく見るようになったアクションカメラ。その小ささからサブカメラ的なイメージを持つかもしれないが、今や単体でも立派なカメラとして使うことができる。もちろん、もともと被写体と一緒に動いて撮影するためのカメラだから、レンズの焦点距離は超広角〜標準くらいになるが、レンズ交換ができなくても余りある魅力を秘めている。

その魅力とは、徹底的に簡単な動画撮影能力、そして効きすぎて気持ち悪いくらいによく効く手ブレ補正、そして小型軽量、防水ボディであるということだ。

どこでも簡単に撮れるからチャンスを逃さない！

どのくらい簡単かというと、買ってきて電池とメモリーカードを入れてRECボタンを押せば、基本的な設定ですぐに撮影を開始できてしまう。これは意外と重要ポイントで、スノボやバイクなどに取り付けて撮影する場合、カメラ操作にはあまり時間をかけたくないもの。簡単な操作だけで使えるのはとてもありがたい。もちろん画質や撮影速度など細かい設定も可能だ。

そして強力な手ブレ補正が付いているので、ラフにカメラを動かしても映像の安定性はピカイチ。小さいから普通のカメラならあり得ないような場所に設置することも可能。もちろん水や泥をかぶるような場所でも気にせずセッティングできる。汚れても洗えばいいという点も魅力だ (ただし、USBパススルードアを付けたカメラのモジュール部分は防水ではないので要注意)。

そして手に入れたらぜひ試してもらいたい機能がタイムラプス撮影だ。夕方〜夕焼け、夜にかけてダイナミックに変っていく風景はもちろん、クルマなどでの移動中の風景をタイムラプス (タイムワープ) で撮影すれば、お手軽ながらも十分魅力的なタイムラプス動画が撮れるのでオススメだ。

最新機種では画像補正などもかなり優秀で、使ってみると最新型の一眼レフを使ったときのような感動を覚えた。皆さんにもぜひアクションカメラの楽しさを味わってほしい。