流山おおたかの森駅近くに店舗を構える「フラッシュバックカメラ」。代表の遠藤さんは、かつてお父様が経営するカメラ店に勤務し、2000年に独立。同店を立ち上げた。お店は秋葉原を経て、2015年から遠藤さんの地元・流山で営業している。
おしゃれな店内に並ぶクラシックカメラはどれもコンディション良好
店内はカメラ店とは思えないほどおしゃれな雰囲気。ライカ、ハッセル、ローライなど1970年代以前のヨーロッパのクラシックカメラが中心だ。どれも製造から何十年も経っているとは思えないほど状態が良い。
「仕入れの際も状態を厳しくチェックしています。商品はほぼすべて整備済みですが、元の状態が悪いと、整備しても良くならないんです」と遠藤さん。
良好なコンディションのライカやローライを求めて、千葉県内や都内だけでなく、関西や北海道から来店する人もいるという。流山おおたかの森駅は東武線とつくばエクスプレスが通っていて、遠方からでもアクセスしやすい。
アットホームでおしゃれな店内
しゃれた陳列棚に良品が並ぶ。スタッフもクラシックカメラファンで、気さくで親しみやすい。常連客にはカメラだけでなく、車やギター、腕時計好きも多いそうだ。
貴重なバルナック型ライカやローライも陳列
下の写真は1925年に発売されたライカの1号機「ライカ A型 (I型)」。製造から90年以上経っているとは思えないほどきれいだ。これは同時代の距離計も付属している。
また、二眼レフの名機「ローライフレックス 3.5F」も飾られていた。
ネット販売は即売れ続出! 早めの決断が吉
ネット販売も好評で、「ライカ M3 / M2 / M4」のブラックペイントや、「ライカ M6」などの人気機種は掲載するとすぐ売れてしまう。そのため店頭に並ばないことも多いそうだ。
レンズは「ライカ ズミクロン」や「ライカ ズミルックス」の35mmが人気。やはりWEBサイトに掲載すると、あっという間に売れてしまうとか。注目度の高さがうかがえる。
「もし憧れている機種を見つけ、その状態が良く、しかも手の届く価格でしたら、早い決断をおすすめします。迷っている間に売れてしまうと、次はいつ出会えるかわかりません」と遠藤さんはアドバイスしてくれた。
ズミクロンやズミルックスが人気
ライカのレンズは標準系が定番として人気が高い。取材したときは、トリウムの沈胴ズミクロンや赤エルマー、クセノンが在庫。昨今はミラーレスに装着して使用する人も多いという。
ライカ用アクセサリー類も充実
ライカの単体ファインダーやレンズフードも需要がある。ファインダーは35mm用の「SBLOO」や50mm用の「SBOOI」など、フードは35mm・50mm用の「IROOA」や「12585」などの定番が並んでいた。
店長のおすすめはコレ!
ライカ M3 & ノクティルックス 50mm F1.0
M型ライカの初代にして究極ともいわれている「ライカ M3」。96万台の1ストロークだ。キズやスレがほとんどない極上品。数が少ないダブルスケールの固定鏡筒ズミクロンも極上品だ。また、超大口径レンズ「ノクティルックス 50mm F1.0」は元箱付き。コレクション用にも向く。在庫や価格は要問い合わせ。
見つけた! 藤井カメラマンの気になる商品
リード III + テイラー・ホブソン 2inch F2.0
1950~60年代に製造されたイギリス製ライカコピー機。このIII型はスローシャッターを持つハイエンド機だ。とてもコンディションが良く、純正レンズキャップと元箱付きで395,000円 (税込)。製造台数も少なく、クラシックカメラファンは見逃せない。
※掲載した商品や価格は取材時のものです。
フラッシュバックカメラ
住所 千葉県流山市おおたかの森西1-6-6 ヴェルジールおおたかの森1F
営業時間 11:00~18:00 (予約制)
定休日 月曜・日曜・祝日
TEL 04-7155-6000
アクセス つくばエクスプレス 流山おおたかの森駅より徒歩3分
備考 現在、店舗での対面営業は予約制
URL https://flashbackcamera.jp