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お手頃価格のレンズからクラシックカメラの名品まで! 人とカメラをつなぐ「カメラのリンクショップ」へ行ってきた

「カメラのリンクショップ」は、かつてはカメラのハナシマ商会、さらにサンアイカメラだった。以前の店名を覚えている人もいるだろう。

カメラ屋エクスプローラー:カメラのリンクショップ
最寄りの千葉モノレール・市役所前駅はJR千葉駅、または千葉みなと駅からひと駅なので、都心や横浜方面からも行きやすい。京成千葉線の千葉中央駅から歩くことも可能。

人とカメラをつなぐアットホームな中古カメラ店

「サンアイカメラのときに当時の社長が病気になり、そこで店員だった私が引き継いだのが始まりです」と語るのは、代表の牧さん。同店はオープンから来年でちょうど10年になる。

「現在の店舗を作る際に、千葉工業大学の学生たちが手伝ってくれました。その中のひとりが最近、仲間と笹塚にカメラ店を開業したんですよ」

そのカメラ店こそ、以前紹介した近江寫眞機店だ。「カメラのリンクショップ」とは、人とカメラをつなぐお店、という意味で付けられた。まさに人とカメラがリンクしている。

所狭しに商品が並ぶ店内、デジタルも一部陳列

店内はカメラやレンズ、三脚やアクセサリーなどでぎっしり。コロナ禍以前は、常連さんたちが中央のテーブルを囲んでカメラ談義に花を咲かせることも多かったそうだ。

カメラ屋エクスプローラー:カメラのリンクショップ

国産のフィルム一眼レフを中心に、掘り出し物もアリ!

店内はフィルムカメラを中心に、ショーケースいっぱいに商品が並んでいる。お客さんは、カメラのハナシマやサンアイカメラ時代からの常連が多い。また、カメラメーカーの開発にいた方や、プロの写真家も訪れている。さらに、ホームページなどはないが、ネットの検索や口コミで若い人の姿も増えているそうだ。

「レンズ付きフィルムを使っている若者が、毎回買っているとお金がかかるからとカメラを探しに来て、OLYMPUS PENを購入しました。コロナ前はカメラを見に来た若い人に、私ではなく常連さんがカメラの説明をする光景もありましたよ」

都心からも比較的アクセスしやすいので、実用的で状態の良い中古カメラが欲しい人はぜひ訪れてみよう。都内よりもお安く購入できるかも。

国産のフィルム一眼レフを中心に在庫

国産メーカーのフィルム一眼レフを豊富に在庫。ニコンは定番の「New FM2」や「FE」のほか、「F」や「F2」、さらに「F3」をAFにした「F3 AF」も見ることができた。しかも、どれもキズやスレが少ない。

カメラ屋エクスプローラー:カメラのリンクショップ

舶来品は珍しいモノも!

舶来のライカやハッセルをはじめ、クラシックカメラもある。取材したときには、「ライカ R9 アンスラサイト」が並んでいた。これは珍しい。またチェコ製二眼レフの「フレクサレット」も多数陳列。クラカメファンも注目だ。

カメラ屋エクスプローラー:カメラのリンクショップ

カメラ屋エクスプローラー:カメラのリンクショップ

手ごろな価格帯のレンズが多数

ヤシカ・コンタックス用のツァイスレンズがずらり。全体的に手にしやすい価格が多く、フィルムカメラユーザーはもちろん、デジタルでオールドレンズを楽しみたい人も見逃せない。

カメラ屋エクスプローラー:カメラのリンクショップ

代表のおすすめはコレ!

プラウベル マキナ W67

広角の「WIDE NIKKOR 55mm F4.5」を搭載した蛇腹式中判カメラ。数がとても少なく、しかもケース付きだ。目立ったキズなどはなく、ピントノブもスムーズに回る。中判カメラながら携帯性に優れ、スナップや風景をフィルムで撮りたい人に最適。価格は369,000円 (税込)。

カメラ屋エクスプローラー:カメラのリンクショップ

見つけた! 藤井カメラマンの気になる商品

ライカM2

94万台、1958年製。巻き戻しはボタン式でセルフタイマーなし。ブライトフレームの採光窓のギザギザが内側に向いた「内ギザ」と呼ばれる初期型だ。背面にわずかなスレはあるが大きなキズはなく、良好なコンディション。ソフトレリーズボタン付き。229,000円 (税込)。

カメラ屋エクスプローラー:カメラのリンクショップ

 

※掲載した商品や価格は取材時のものです。

カメラのリンクショップ

住所 千葉県千葉市中央区新宿1-5-19
営業時間 10:30~18:00
定休日 火・水曜
TEL 043-215-7807
アクセス 千葉モノレール・市役所前駅より徒歩6分、京成・千葉中央駅より徒歩8分
URL https://www.facebook.com/profile.php?id=100057387379218