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【2022ベストバイ】デザインとギミックが秀逸! やっと出会えた“真のトラベル三脚”「peak design トラベル トライポッド」

世界的に波乱の年だった2022年。2023年こそは明るく楽しい写真ライフが実現できることを願って、プロ写真家の皆さんに「2022年に買ってよかったモノ」を一斉調査しました。さあ、どんなアイテムが出てくるかな?

Rinatyさんの2022ベストバイ「ピークデザイン トラベル トライポッド カーボン」

私が2022年に買ってよかったものは、peak designの「トラベル トライポッド カーボン」です。この三脚を使い始めて、これこそが “真のトラベル三脚” だと感じました。

【2022ベストバイ】Rinatyさん

 

私はカメラマン、モデルの両方を1人でこなします。撮影に行くときはカメラ機材と衣装の両方を持っていかなければなりませんが、車を運転することができないため、公共交通機関を利用しています。かさばらず、なるべく目立たずに移動する必要があります。

また、極寒の雪の中、炎天下などの撮影はかなり体力が必要ですし、撮影に集中するためにも、機材を現地まで運ぶまでの体力の消耗は最小限にしたいと考えています。

【2022ベストバイ】Rinatyさん

 

私は今までさまざまなトラベル用三脚を使ってきました。しかし、バックパックの中に入るくらいコンパクトで軽く、十分な強度があるものはありませんでした。

「トラベル トライポッド カーボン」は、重量1.27kg、収納サイズは縮長39.1cm、直径7.9cmとかなりコンパクトですが、耐荷重は9.1kgであり、一般的なサイズのカメラとレンズなら問題なく使用することができます。

少し重いレンズを装着して縦にカメラを設置すると、通常はL型プレートがなければ確実にずり落ちてしまいますが、この三脚は角形フィルターを装着しても問題なく使用することができました。重量が軽く、三脚が倒れないか心配になりますが、センターポールに荷物を引っ掛けると風が強い日でも安心して使うことができます。

【2022ベストバイ】Rinatyさん

 

そして私が気に入っているのはデザインとギミックです。片手で一度に脚をロックすることができ、パズルのようにスマートに袋の中に収納することができます。また、雲台にもロック機能があり、安全に使用することができます。

【2022ベストバイ】Rinatyさん

 

最も驚いたのは、スマートフォン用三脚にもなるという点です。センターポールの中にスマートフォン用のホルダーが隠されており、一切ムダがないデザインとギミックに脱帽しました。

【2022ベストバイ】Rinatyさん

 

Peak designの製品は、互換性があるという点も気に入っています。三脚に付いているクイックリリースプレートはバックパックに取り付ける「キャプチャー」にも対応しています。移動中は「キャプチャー」でカメラを胸元に引っ掛け、撮りたいと思った瞬間に三脚にカメラを瞬時に据え付けることができます。

【2022ベストバイ】Rinatyさん
キャプチャー

 

三脚ケースは、ストラップをすぐに取り外せる「アンカーリンクス」を取り付けることができ、肩にかけて持ち運ぶことが可能です。

【2022ベストバイ】Rinatyさん
アンカーリンクス

 

ケースのデザインも非常にシンプルで、街中で持ち歩いていても悪目立ちしません。カメラ周辺機材はデザインより機能性重視のものが多いですが、このように機能的でシンプルなデザインなら、気軽にいろいろな場所に持っていくことができます。

【2022ベストバイ】Rinatyさん

 

元々私はものづくりに携わっていたため、精巧な作りの製品を手にすると気分が高まります。荷物を極限まで減らしたい、ゆるく撮影に行きたい。そんなシーンで大活躍しています。これからもさまざまな旅に連れて行く予定です。

【2022ベストバイ】Rinatyさん