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マルミ最強のゲームチェンジャー! 風景写真家・辰野清さん監修のCPLフィルター【Inter BEE 2023 レポート】

2023年11月15日〜17日の3日間、千葉の幕張メッセで開催された、プロフェッショナルが集うメディア総合イベント「Inter BEE 2023」。会場で展示されていた写真関連の注目アイテムやユニークな製品をピックアップして紹介しよう。

Inter BEE 2023:マルミ

【マルミ光機】風景写真家・辰野清さん監修の超低反射CPLフィルター「PRIME PLASMA SPUTTERING C-P.L」

マルミブースのイチオシは2023年9月15日発売の「PRIME PLASMA SPUTTERRING (プライム プラズマ・スパッタリング) C-P.L」。φ49mm〜95mmの10サイズをラインアップしている。

Inter BEE 2023:マルミ

 

風景写真家の辰野清さんが全面監修したCPLフィルター。色カブリを抑えてほぼ完全にニュートラルなカラーバランスになっているだけでなく、0.18%という超低反射率を実現。強固なコーティング被膜により、耐キズ性も向上し、撥水防汚性能や静電気放電特性もワンランクアップした。すべてにおいて圧倒的な性能となっている。

Inter BEE 2023:マルミ

 

こうした高性能を実現できたのは、「プラズマ・スパッタリング技術」の採用によるもの。プラズマを使った蒸着方法により熱の発生をコントロールできたことで、CPLフィルターでありながら保護フィルター並みの多層膜コーティングを実現。これにより、CPLフィルターの常識を覆す超低反射率で、逆光時のゴーストやフレアを効果的に抑制できる。「ゲームチェンジャー」と名付けられただけのことはある。

Inter BEE 2023:マルミ

 

フィルター枠の回転もなめらかになっている。グリス (潤滑油) の塗布料を見直したということで、微調整がしやすくなった。操作性も向上している。

Inter BEE 2023:マルミ

 

フィルター枠の一部に白い刻印が施されている。「PRIME PLASMA SPUTTERING C-P.L」に初採用された機能の一つで、フード装着時でも正面から見ると偏光膜の位置がわかるようになっている。風景撮影などで三脚使用時に便利な機能だ。風景写真家の辰野さんならではの視点が生かされているポイントだろう。

Inter BEE 2023:マルミ