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モデル撮影で「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」のボケ描写を体験【Inter BEE 2023 レポート】

2023年11月15日〜17日の3日間、千葉の幕張メッセで開催された、プロフェッショナルが集うメディア総合イベント「Inter BEE 2023」。会場で展示されていた写真関連の注目アイテムやユニークな製品をピックアップして紹介しよう。

Inter BEE 2023:ニコン

【ニコン】モデル撮影で「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」の実力を体感

ニコンブースの正面で激しく動き回っていたのはロボットアーム。その先端にはフラッグシップモデルのフルサイズミラーレスカメラ「Z 9」が取り付けられ、アングルを変えながら周囲を撮影していた。

Inter BEE 2023:ニコン

 

よく見ると、ブースのあちこちにもカメラがセットされている。撮影された映像はステージ脇のディスプレイに映し出されていた。マルチカメラシステムのデモのようだ。

Inter BEE 2023:ニコン

 

ブースの目玉は「Z 9」「Z 8」。ほぼ同等の機能を備えたハイエンドミラーレスカメラ2機種で、動画撮影でどんなことができるのかをアピールしていた。

Inter BEE 2023:ニコン

 

リグとケーブルに包まれ、まるで武装したかのような「Z 9」。装着されているレンズは「LEITZ PRIME 75mm T1.8」。SmallRigのリグを使って、マイクや外部モニターも取り付けられている。他社製品と組み合わせて製品をアピールする展示は、多くのブースで見られた。実際の使用環境でも、1社の製品だけでシステムを組むことはない。自社製品の性能を最大限に引き出すひとつの提案というかたちで、他社製品との組み合わせを見せているのは、プロの機材ショーならではだ。

Inter BEE 2023:ニコン

 

ニコンのミラーレスカメラで動画撮影といえば「リモートグリップ MC-N10」は外せない。三脚のパン棒やショルダーリグのハンドルなどに取り付けて、カメラのさまざまな機能を手元で操作することができるので、ワンオペや少人数での動画撮影で威力を発揮する。来場者の注目を集めていた。

Inter BEE 2023:ニコン

 

ステージでは、10月13日に発売された中望遠レンズ「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」を使ってモデル撮影ができた。

Inter BEE 2023:ニコン

 

動画仕様に仕立てられた「Z 8」に、発売されたばかりの「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」という組み合わせで、瞳認識の追従やAFの合焦の速さなどを体感できた。

Inter BEE 2023:ニコン

 

LEDライトを前ボケとして画面に入れられるようになっていた。「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」の開放で、きれいな丸いボケになるのを確認できる。ある程度絞り込んでも、ボケが丸いままというのも確かめられた。

Inter BEE 2023:ニコン

 

ステージ脇のカウンターには各種レンズも用意されていて、「Z 9」や「Z 8」に装着して操作性を確かめることができた。「Z 9」と「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」の組み合わせも、ハンドルを付けた状態だとずいぶん印象が違って見える。

Inter BEE 2023:ニコン

 

Z f」の人工皮革部分を張り替えたプレミアムエクステリアデルも勢揃いして、ブースを盛り上げていた。プレミアムエクステリア張替キャンペーンも2024年1月15日まで実施中だ。

Inter BEE 2023:ニコン