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全国の大学写真サークル作品が一堂に! CP+2024の会場を盛り上げた「わたしの自由区」から、大学生の声をお届け

カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2024」が、2024年2月22日~25日にリアル会場とオンラインで開催されました。「わたしの自由区」エリアには大学生写真サークル21団体が出展し、会場を盛り上げていました。

参加したサークルをインタビュー

2024年は写真や映像に関連する大学・専門学校のサークルを中心に、全国からSNSを通じ参加を募りました。エリア内では『楽しく、繋がる、学べるコミュニケーションスペース』と題して、さまざまなジャンルの作品が展示。ブースは各サークルに無料で貸し出されました。

新潟大学写真サークル「FOCUS」

左から:松本慧悟さん、田沼幹斎さん

所属部員は80名と大所帯で活動する「FOCUS」。普段は週に1日のペースでメンバー同士が集まり情報交換などを行い、月に一回「お出かけ企画」と題して季節に合わせた撮影会を行っています。

作品がエリアいっぱいに自由に展示されていました。

>展示に参加したきっかけはなんですか?

松本さん:昨年個人で自由区を訪れた際、同年代の学生が盛り上がっている様子を見て、今年はサークルで参加したいと思いました。また、出展している学校は首都圏が多く感じたので、新潟でも頑張っているぞ! というアピールをしたくて。

見た人がコメントを残せるような展示

>ズバリ! 展示のこだわりは?

松本さん:作品は全て新潟県内で撮影。CP+の会場では、私たちが写真を楽しんでいるのが伝わるような展示を目指しました。展示はマスキングテープを使ってカラフルに、賑やかに。老若男女楽しめる展示にしました。

>今回「わたしの自由区」に参加した感想を教えてください

田沼さん:新潟出身の人や撮影地を訪れたことがある人が、自分達の作品を見て喜んでくれて、とても嬉しかったです。カメラ・写真が好きな人と話すのがとても楽しかったし、他校の展示を見て、刺激を受けましたし、大変勉強になりました。

【新潟大学写真サークル FOCUS 公式Instagram】

東京理科大学写真部


大雪が降った日も、急遽早朝から雪撮影会を行うほどフットワークが軽いメンバーたち。主な活動は、月に一度の撮影会や学園祭への出展など。46名が所属する、写真部の目標は「何か一つでも新しいことを始める!」という熱い思いがありました。

>展示の前でおこなっているアンケートはなんですか?

自分達のブースに興味を持ってもらえるように、初日からアンケートを実施。ただ展示するだけではなく、来場者の方コミュニケーションをとりたくて。どんな人でも参加できるアンケートにしました。結果はSNSに毎日掲載していました。

■ポートフォリオ展示されていた夏合宿

コロナ禍で3年ほど中止となっていた夏合宿。今年は念願かなって千葉県で開催され、その様子がポートフォリオにまとめられていました。

夏合宿の様子

合宿で訪れたのは、山も海もいろんなジャンルが撮影できる鴨川周辺。コロナで今まで合宿ができなかったので、昨年は絶対開催するぞ!って気持ちで企画しました。大人数をまとめるのはとても大変でしたが、先輩たちが築いてきた伝統を守りたいという気持ちもありました。

参加した2年生は「泊まりじゃないと難しい星空や夜の写真が撮れて楽しかったです。車でしか行けない遠いところにも行けてとても良い思い出です」と合宿中に撮影した作品を前に振り返りました。

>今回「わたしの自由区」に参加した感想を教えてください

中市さん:最高ですね! 純粋に自分達の作品をたくさんの人に見てもらえるのが嬉しいです。企業の方から声をかけてもらえたり、同世代の学生と趣味を通じて知り合えたり。すごく楽しかったです。

【東京理科大学写真部(葛飾キャンパス) 公式Instagram】

これからの「わたしの自由区」

今回会場で実際に見学して、学生たちにとって「わたしの自由区」は貴重な発表の場となっていると感じました

CP+実行委員会は、「プロアマ問わず、多くの写真好きの方々に作品をご覧いただき、意見の交換や交流ができることは、皆さまにとって大きなメリットになると思います。ぜひ、来年も皆様にお会いできることを楽しみにしております」とコメント。

日本最大級のカメライベントで自分たちの作品を展示するという経験はもちろん、同年代のカメラファンだけでなく、幅広い世代のイベント来場者や参加企業との交流という普段なかなかできない経験が得られたと思います。参加した学生たちにとって、今回の経験が今後の写真活動に繋がることを願っています。