2025年5月17～18日、電気自動車によるフォーミュラーカーの世界選手権シリーズ「Tokyo E-Prix」が開催され、多くのレースファンとともに流し撮りファンも撮影に訪れました。
昨年に続いて2回目の日本開催となる「Tokyo E-Prix」は、東京ビッグサイト（東京都江東区）場内とその周辺の一般公道を活用した「市街地コース」で開催される都市型のモータースポーツイベント。都心から電車で観戦に行けるレースとして、世界の開催各都市で大きな注目を集めています。
今年の東京ラウンドはダブルヘッダー（2戦）開催で、土曜日に第８戦、日曜日に第９戦の2レースが開催されます。流し撮りファンには、さまざまな撮影チャンスが多くなることが期待されていたのですが、土曜日の第8戦は、雨と強風の悪天候にはばまれ公式予選がキャンセル。撮影条件は厳しくなったのですが、水煙のフォーミュラEバトルが撮影できるウェットレースとなりました。雨天の決勝レースを制したのはＳ・バンドーン選手（MASERATI）、2位：Ｏ・ローランド選手（NISSAN）、3位：T・バーナード（McLAREN）の結果となりました。
そして、晴天で迎えた日曜日の第9戦は、NISSANのＯ・ローランド選手（NISSAN）がチームの地元である日本開催のレースで優勝。つめかけた地元日本のファンを大いに盛り上がらせてくれました。2位は昨年の世界チャンピオン：P・ウェレイン選手（PORSHE）、3位：D・ティクテゥム選手（KIRO）の結果です。
サーキットに隣接する東京ビッグサイト内の「ファンブース（無料開放ゾーン）」では、モータースポーツ以外のイベントも続々開催されます。レースのパブリックビューイングをはじめ、音楽ライブステージやDJイベントなど、さまざまな体験イベントや展示スペース、飲食ブースが設置。家族や友人とともにレースファンではない人たちも、数々のエンタメ空間を通じて電気自動車やモータースポーツ関連の情報に触れあえる場になっていました。
【番外編】メディアセンターにはThink Tankのサービスデポ
プロカメラマンが集まるメディアセンターには、キャリー型カメラバッグで圧倒的なシェアをほこるトップブランドThink Tankのサービスデスクが開設されており、世界中から集まるレースカメラマンに向けて、Think Tankのメンテナンスを実施していました。
Think Tankブランドの日本総代理店であるGINICHIによるサービスで、日本国内の多くのスポーツイベント会場で実施されている「メンテナンスサービス」の一環。担当の清水雅之さんによると「東京オリンピックをはじめ、サッカーや卓球など多くのプロスポーツイベント会場に出張して、プロ写真家の皆さんに使っていただいているThink Tankのメンテナンスを実施しています。各所で常連さんも増えてきており、日本に来ると「今回も頼むよ！」とお使いのThink Tankをお預かりする事が増えてきました」とのこと。
通常の300kW出力に50kW出力のパワーアップをして走行することができるアタックモード、ピットブースト（30秒間の600kWの超高速充電）のチーム戦略などに加え、ジャンピングスポットは改修されたもののテクニカルな公道を含むサーキットでのレースと、見どころの多かった「Tokyo E-Prix」。CAPA「流し撮りGP」において、今年はフォーミュラE作品の応募はあるのでしょうか？ 楽しみに待ちたいと思います。
CAPA流し撮りGP 2025開催中
応募要項はこちら＞＞https://getnavi.jp/capa/info/capaph/2/