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クレーン車で吊られて撮影体験!? 日本とはひと味違うドイツのカメラショーをレポート

各社のブースをチェック!

展示エリアは、小さくシンプルなブースが比較的多く、日本では見ないメーカーのロゴもちらほら見かける。また、出展しているのが販売代理店だったりもするので、1つのブースにいろいろなメーカーの製品が並んでいるところもある。一方で、カメラメーカー各社のブースは大きくて見応えのあるところが多かった。

キヤノン

ジャングルをイメージしたキヤノンのブース。スタッフもサファリジャケット風のユニフォーム姿で接客していた。

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ブース脇に置かれていたキッチンカーのようなバンは、プリントサービスカー。荷台にはキヤノンのプリンターが並んでいた。

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ソニー

豊富なレンズを試すことができたソニーのブース。カウンター後ろには望遠レンズと接写を試せるコーナーが設けられていた。カウンター左サイドのステージにはコンビニのように製品が並べられ、バックパネルには大阪の写真が使われていた。

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右サイドのステージでは撮影の解説が行われていた。ブース裏にあったコンテナは、メンテナンスサービスの受付カウンターだった。

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富士フイルム

富士フイルムブースでは、XシリーズとGFXシリーズの現行ラインアップをカウンターに並べて、タッチ&トライができるようになっていた。

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最も人気があったのは、instax “チェキ”。ノベルティが手に入るクレーンゲームには、長蛇の列ができていた。

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ニコン

想像していたよりもずっとコンパクトだったのが、ニコンのブース。

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最新機種のレンズ交換式シネマカメラ「ZR」は1台しかなかったものの、カウンターの上に置かれていて自由に触って操作感を試すことができた。注目度は高く、タッチ&トライの順番待ちができる場面もあった。

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ライカ

オープンなブースが多い中、城壁のような壁に囲まれていたのがライカブース。壁面にはライカ100年の年表と著名な作品が展示されていた。

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ブースの中には「M11」シリーズ、「D-LUX8」や各種ライカWatchなどが展示されていたが、一番スペースを取っていたのはプロジェクターの「Cine 1」。35mmモノクロームフィルム「ライカMONOPAN 50」はパッケージが展示されていたものの、残念ながらプリントやネガを目にすることはできなかった。

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パナソニック

黒と赤を基調にしてシックなデザインでまとめられたパナソニックLUMIXブース。フルサイズ機もマイクロフォーサーズ機も展示されていて、レンズを含めて全アイテムを試すことができた。ミニステージも用意されていた。

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OM SYSTEM

OM SYSTEMブースのイチオシは「M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS」。ブース正面にカットモデルを展示して、性能の高さをアピール。「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO」など、望遠系レンズのタッチ&トライコーナーも設けられていた。

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リコー

リコーブースの注目アイテムは、言うまでもなく「GR IV」。壁面にはGRデジタル20年の歴史が年表で紹介されていた。フィルムカメラの「PENTAX 17」や、デジタル一眼レフカメラの「PENTAX K-1 Mark II」なども展示されていた。

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シグマ

モノ作りの姿勢をアピールするかのように、シンプルな作りに徹した感のあるシグマブース。レンズは機種を絞って展示していたが、「Iシリーズ」のシルバーモデルもしっかりアピールされていた。

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最近よく目にするようになったΣ (シグマ) マークもあった。

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タムロン

タムロンブースは、空港のターンテーブルを模した展示で来場者の注目を集めていた。撮影シーンを象徴するようなアイテムと、その撮影に適したレンズをパッケージしたバッグがエンドレスで回っている。

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隣のカウンターには、キヤノンRFマウントやニコンZマウントのレンズも並んでいた。

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フォクトレンダー

いくつものショーケースを並べて、ロングセラーレンズから最新レンズまで、豊富なラインアップをしっかりと見せていたのはフォクトレンダーのブース。長年愛用しているユーザーが多いようで、ブースの滞在時間も長かった。

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EIZO&ワコム

EIZOとワコムの共同ブースでは、モニターとタブレットが一緒に紹介されていた。モニター、タブレットを取り扱っているブースはほかには見かけなかったので、ドイツでのシェアは相当高そうだ。

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ヤシカ

日本でも注目を集めているヤシカのレンズ一体型デジタルカメラ「FX-Dシリーズ」から、「FX-D100」と「FX-D300」の実機が展示されていた。フィルムシミュレーション機能を内蔵するなど、フィルムカメラの操作感とデジタルの利便性を融合させた新世代カメラという位置付けだ。レトロなパッケージにも注目が集まりそうだ。

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コダック&アグファ

殺風景な印象のコダック&アグファのブースで展示されていたのは、カメラ機能を搭載したフォトプリンターだ。製品を置いたままでスタッフが不在なのはかなり不用心だが、商談中だったのかもしれない。

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銘匠光学

TTArtisanブランドの折りたたみ式インスタントカメラ「203T」。チェキフィルムを使用する凝ったつくりのレトロデザインで、CP+でも注目を集めていたカメラだ。今秋発売予定だったが、すでに10月。近日発売予定・価格未定のままで、情報は更新されていなかった。

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HOYA

HOYAのブースでデモが行われていたのは、スモークマシーン「INJA PRO」。霧や煙状のスモークだけでなく、ボール状のスモークを作ることもできるそうだ。バッテリーが交換式なのも使い勝手が良さそうだった。

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ハーネミューレ

海外のカメラショーでは、インクジェットペーパーやプリントサービスなどの出展がよく見られるが、「Imaging World」ではハーネミューレだけがブースを出していた。大きくはないブースだが、立体的な構成で、多くの用紙を紹介していた。

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