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スーパーGT第2戦富士・白熱の決勝レースを写真レポート! 佐藤選手と三宅選手が1時間のバトルを展開

ゴールデンウィーク真っただ中の2026年5月4日、「SUPER GT」第2戦の決勝レースが富士スピードウェイで行われました。「GW SPECIAL」と銘打たれた本レースは、3時間という長丁場のレースです。

スーパーGT第2戦富士
ソニー α9 II Sigma 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS | Sports シャッター速度優先オート 1/200秒 F6.3 ISO125 WB : オート 600mm NDフィルター装着

今シーズンの「SUPER GT」には、GT500クラスにCAPA「流し撮りGP」応援ドライバーの佐藤蓮選手と三宅淳詞選手が参戦。両選手にはレース後にコメントももらいましたので、白熱した3時間レースを写真とともに振り返ってみましょう。

強風が吹き荒れる中、3時間の決勝レースがスタート

当初は雨も心配された決勝レースでしたが、深夜は暴風雨だった天候も午前中には回復し、終始ドライコンディションのレースとなりました。ただ、強風が吹き荒れ、通常のスタート進行では大きなフラッグを持って入場する場面がフラッグなしとなったり、マシンの脇に立つレースアンバサダーの持つボードが風にあおられ、踏ん張りながら必死に押さえるという場面もありました。

スーパーGT第2戦富士
ピットビルのメディアセンターからスマートフォンで撮影。

 

そんな中、レースはスタート。8番手スタートとなる佐藤選手 (ARTA MUGEN) の16号車は、スタートドライバーは野尻智紀選手、11番手スタートとなる三宅選手 (KONDO RACING) の24号車は、スタートドライバーは名取鉄平選手。ということで、佐藤選手、三宅選手ともピットでドライバー交代のときを待ちます。

今大会は2回の給油義務があり、最低でも各チーム2回はピットインを行います。また、1人のドライバーが2時間以上連続でドライブすることはできません。どのタイミングでピットインし、ドライバー交代を行うか、各チームの戦略にも注目です。

16号車は、野尻選手がレース序盤から次々とオーバーテイクを見せ、6周目には6番手に、12周目には5番手に浮上します。その後、ピットインのタイミングなどで一時3番手に。そして、41周目に佐藤選手に交代しました。

佐藤選手は、FCYなども導入されるレースの中、74周目にチームとして2度目のピットインを行い、タイヤ交換と給油を経てコースへ。表彰台を目指し果敢にアタックします。

スーパーGT第2戦富士
アグレッシブな走りでポジションアップを目指す佐藤選手。
ソニー α9 II Sigma 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS | Sports シャッター速度優先オート 1/160秒 F5.6 ISO100 WB : オート 246mm  NDフィルター装着

 

24号車の名取選手も、11番手スタートから怒涛の追い上げを見せます。スタートの混乱で1周目こそ13番手となるも、9周目には7番手に、15周目には6番手に浮上します。32周目にピットインしますが、ドライバー交代は行わず、タイヤ交換と給油のみでそのままコースへ。70周を超えたところでGT500クラスは2回目のピット作業へ。名取選手は73周を終えてピットへ。三宅選手と交代します。

スーパーGT第2戦富士
チーム戦略上、かなり引っ張って名取選手からバトンを受け継いだ三宅選手。
ソニー α9 II Sigma 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS | Sports シャッター速度優先オート 1/160秒 F6.3 ISO100 WB : オート 409mm  NDフィルター装着

お互いを知っているからこそのクリーンなバトル

そこから、三宅選手と前を走る佐藤選手は、約1時間にわたって激しい5番手争いを展開します。1秒台~2秒台というタイム差でのバトルが続き、メディアセンターに戻ってからは筆者も手に汗を握ってモニターを見つめていました。

スーパーGT第2戦富士
前を走る佐藤選手の16号車を、GT300のマシンを交わしながら三宅選手の24号車が追います。
ソニー α9 II Sigma 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS | Sports シャッター速度優先オート 1/160秒 F6.3 ISO125 WB : オート 600mm  NDフィルター装着

 

3時間のレースが終わって115周を走り抜いた2台は、ゴール時のタイム差が0.470秒。佐藤選手が5位、三宅選手が6位でチェッカーを受け、ともに入賞。16号車は、今シーズンから投入されたプレリュードGTとしては最上位となりました。

かつてはスーパーフォーミュラでチームメイトだった佐藤選手と三宅選手。接戦のバトルとなったレース終盤の心境を聞いてみました。

佐藤蓮選手「お互いの信頼があってのバトル」

スーパーGT第2戦富士

F4時代からドライビングを知っているので、お互いに無理してもぶつからないという信頼があってのバトルだったと思います。ストレートでは不利でしたが、ポイントを押えれば抜かれないという自信を持って走っていました。

三宅淳詞選手「落ち着いて戦うことができた」

スーパーGT第2戦富士

特に佐藤選手だからという意識はなく、少しでもポジションを上げていきたいというマインドでレースをしていました。もちろんオーバーテイクをしたかったのですが、佐藤選手は無茶をしてくるタイプではないと思っているので、そういう意味では落ち着いて熱く戦うことができました。

 

個々にコメントをもらったのですが、共通していたのは互いを信頼して全力で競えたということ。CAPAとしては応援ドライバーのどちらも応援していたわけですが、ハイレベルでクリーンなバトルを見せてくれた見ごたえのある最高のレースでした。次こそ揃って表彰台に立つ姿を見たいです。

スーパーGT第2戦富士
3時間のレースを制したのは36号車のau TOM’S GR Supra。
ソニー α9 II Sigma 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS | Sports シャッター速度優先オート 1/160秒 F6.3 ISO100 WB : オート 600mm  NDフィルター装着
スーパーGT第2戦富士
au TOM’S GR Supraは開幕2連勝を達成。表彰台でトロフィーを掲げる坪井翔選手 (右) と山下健太選手 (左)。

8万人以上が来場して大盛況の2日間

2026年 SUPER GT 第2戦 富士 (5月3日〜4日) の観客動員数は、予選日の5月3日が33,300人、決勝日の5月4日が50,300人と、合計で83,600人を記録しました。昨年を上回る盛況ぶりで、コース周辺の観戦エリアではどのコーナーに行っても、望遠レンズを構えるモタスポ写真ファンがいっぱい。イベント広場で開催されたステージなどにも多くのファンが詰めかけました。

スーパーGT第2戦富士
モリゾウさんも参加したTGRの監督トークイベントには、たくさんのファンが。

 

マシンを間近で見られたり、ドライバーやレースアンバサダーにも合えるピットウォークも、ものすごい人。家族でイベントを楽しむ姿も数多く見られ、キッズウォークも大盛況でした。

スーパーGT第2戦富士
子どもと笑顔で握手をする38号車の大湯都史樹選手。

単焦点レンズも使ってみました

スーパーGT第2戦富士

 

取材では、状況に合わせて寄り引きができるズームレンズを使うことが多いのですが、今回は大口径単焦点レンズ「Sigma 135mm F1.4 DG | Art」を使ってみました。圧倒的な描写力とF1.4の美しいボケは、違った次元の楽しさを与えてくれます。広い絵は捨てて、135mmで切り取ることを楽しむ。また、逆に広角レンズだけで楽しむというのもアリだと感じました。

スーパーGT第2戦富士
135mmだと、ファンと同じPWのエリア(ホームストレート) の最前列まで行って撮影すると、ヒザ上くらいまでしか引けません。
ソニー α7R V Sigma 135mm F1.4 DG | Art マニュアル 1/1000秒 F1.6 ISO100 WB : オート 135mm
スーパーGT第2戦富士
50~60mmくらいで、傘まで入れて全身が入るイメージ。被写体が2人以上の場合、顔の位置が前後にズレることがあるので、F値を少し絞って撮影しています。
ソニー α9 II ソニー FE 24-70mm F2.8 GM マニュアル 1/640秒 F3.5 ISO100 WB : オート 60mm

佐藤選手と三宅選手の「こんな写真を撮ってほしい」

最後に佐藤選手と三宅選手から、CAPA「流し撮りGP」への応募を検討しているモタスポ写真ファンに、今シーズンは「こんな写真を撮ってほしい」というメッセージをいただきました。CAPA応援ドライバーがメインに写っている2026年シーズン作品で入賞すると、ボーナスポイント1点が加算されます。ぜひ応援ドライバーのベストショットを送ってくださいね。

佐藤蓮選手「マシンの疾走感に期待」

今シーズンから新しいマシンになりました。プレリュードGTは前からも後ろからも絵になりますが、個人的には疾走感のある写真を撮ってもらえると嬉しいです。これは僕が参戦しているほかのカテゴリも同様で、マシンの疾走感を期待しています。

スーパーGT第2戦富士
ソニー α9 II Sigma 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS | Sports シャッター速度優先オート 1/160秒 F5 ISO100 WB : オート 104mm

三宅淳詞選手「熱い走りを表現してほしい」

去年までは赤色ベースのマシンでしたが、今年からは青がベースのカラーリングに変わりました。青に変わることによってまた写真映りが大きく変わると思いますが、そのあたりは、応募してくださる読者さんのほうが何万倍も詳しいと思いますので… (笑)。応募してくださる写真を楽しみにしています。今年はフォーミュラカテゴリーには参戦しませんが、「SUPER GT」以外にも「GT WORLD CHALENGE ASIA」というレースに参戦しています。カテゴリ関係なく全力で戦いますので、熱い走りを撮影していただけると嬉しいです。

スーパーGT第2戦富士
ソニー α9 II シグマ 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS | Sports シャッター速度優先オート 1/160秒 F5 ISO100 WB : オート 104mm

 

CAPA「流し撮りGP」応募方法

CAPA編集部では、サーキットの写真ファンを応援するフォトコンテスト「流し撮りGP」を開催しています。モータースポーツの流し撮り作品をどしどしご応募ください! 毎戦の1位には賞品をお贈りします。

流し撮りGP 2026 開催日程

第1戦 4月15日締切・5月20日発表
第2戦 5月15日締切・6月20日発表
第3戦 6月15日締切・7月19日発表
第4戦 7月15日締切・8月20日発表
第5戦 8月15日締切・9月20日発表
第6戦 9月15日締切・10月20日発表
第7戦 10月15日締切・11月20日発表
第8戦 11月23日締切・12月20日発表

■発表
「CAPA CAMERA WEB」にて
→ これまでの入賞作品と予選通過作品

流し撮りGP レギュレーション

■応募形態
WEB応募のみ。こちらの応募フォームからご応募ください。
※プリントによる応募はできません。ご注意ください。

流し撮りGPのご応募はこちらから

■応募点数
1人1戦3点まで。単写真作品のみ (組写真不可)。

■審査委員長
小林 稔 先生 (日本レース写真家協会 [JRPA] 会長)

小林稔先生

■1位賞品
Nextorage メモリーカード 64GB

■審査について
流し撮りの迫力や撮影技術などを総合的に審査します。
※背景描写の流れ度合を競うものではありません。

流し撮り=移動する被写体をカメラを振りながら追い写しした写真

高速シャッターの流し撮り (背景描写が流れていない)
低速シャッターの流し撮り (背景描写が大きく流れている)

どちらも「流し撮り」としてその完成度を審査します。

■ポイントについて
毎戦の入賞者にはポイントが与えられます。
(1位=10点、2位=8点、3位=6点、4位=5点、5位=4点、6位=3点、7位=2点、8位=1点、予選通過=1点)

  • ルーキー応募者=前年度の入賞ポイントがなかった人が初入賞した場合にはルーキーポイント3点が加算されます。(歴代年間チャンピオン獲得者を除く)
  • CAPA応援ドライバーがメインに写っている2026年シーズン作品で入賞すると、ボーナスポイント1点が加算されます。

■撮影場所
入場券が販売されている一般観戦場所から撮影された作品に限ります。
※報道エリア、特別ゲストエリア、レース競技者 (関係者) エリアなど、一般観客が立ち入ることができない特別エリアから撮影した作品は審査の対象としません。一般のチケットを購入して撮影できる場所からの作品をご応募ください。

CAPA「流し撮りGP」は3人のレーシングドライバーを応援しています

流し撮りGP応援ドライバー

佐藤 蓮 (さとう れん) 選手
SUPER FORMULA #64 : PONOS NAKAJIMA RACING
SUPER GT #16 : ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT (Honda HRC PRELUDE-GT)

三宅 淳詞 (みやけ あつし) 選手
SUPER GT #24 : KONDO RACINGリアライズコーポレーションZ (Nissan Z NISMO GT500)

荒 聖治 (あら せいじ) 選手
GT WORLD CHARENGE Asia #5 : PLUS with BMW M Team Studie (BMW M4 GT3 EVO)