自分のイメージに合う用紙を選んでみよう!
用紙には大きく分けて「光沢」「半光沢」「マット (無光沢)」の3系統があり、その出力結果を見比べてみることが始まりとコムロさんは言う。今回用いたエプソンの3種類の純正用紙はまさにこれに打って付け。「実際プリントしてみて最も自分好みの紙質の用紙から深掘りするのが作品イメージに近づけるコツ!」とアドバイスしてくれた。コムロさんの作品で用紙選びの実践術を学んだ。

同じ写真を数種類の用紙に出力して見比べてみよう
①「光沢」「半光沢」「マット」の3つから自分が「好き」と思うものを選ぶのが基本
コムロさんが撮影した同じ猫の写真をエプソンの3種類の用紙「写真用紙クリスピア<高光沢>」「写真用紙<絹目調>」「Velvet Fine Art Paper」に出力し、どれが好みか土橋さんに聞いてみた。猫の毛並みの感じや背景の柔らかいトーンなど、マットな「Velvet Fine Art Paper」の雰囲気が気に入ったようだ。

マット 猫の毛並みが柔らかい
半光沢 風景に奥行き感が出ている
光沢 透明感が高く海がクリア
② 同じマット系で別の用紙を深掘りする
今度は同じマット系の用紙4種類で出力した猫の写真を見比べてもらう。紙の色、表面のテクスチャーの違いなどでまったく異なった印象に。選び方は自分が好きなものでOKとコムロさん。

③ モノクロは表現の違いに気付きやすい
続いて、猫が歩く街の風景をモノクロ写真で土橋さんに見てもらう。紙の地色が白っぽいとメリハリ感が強調され、黄色っぽいと温かい印象に。普段使っている半光沢系に比べ、光沢系では光と陰の強弱がはっきりするという発見が!

④ 用紙の違いは主題の見せ方に影響する
用紙選びによって空気感を変えたり、被写体を取り巻く雰囲気を強調することもできる。半光沢系でも黒の締まりで冷たさを感じたものや、強いテクスチャーで立体感が出て時の流れを意識できたものなど、用紙ごとに受ける印象の違いを実感した。


3種類のエプソン純正用紙で比べてみよう!!
今回使った用紙にはそれぞれ特徴があり、「光沢」「半光沢」「マット」の違いを見比べるのに最適だ。この3種類の用紙に土橋さんの作品を実際に出力してみた。


■写真用紙クリスピア<高光沢>
特徴
- 高光沢
- 白色度が高い
- コントラストが高い
コムロさんのおすすめポイント
- 高コントラストで抜けが良く、光と影の表現に最適
- 色鮮やかな風景などに最適
■写真用紙<絹目調>
特徴
- 半光沢
- 紙色が青白い
- 光沢よりコントラストがやや低め
コムロさんのおすすめポイント
- 立体的に見えるのでしっとりとした落ち着いた写真に向く
- 空気感を表したい街の風景などに向いている
■Velvet Fine Art Paper
特徴
- マット (無光沢)
- 階調再現に優れる
コムロさんのおすすめポイント
- 黒に落ち着きが出る
- モノクロ写真に向いている
- 建物や人物などメインとなる被写体に目が行きやすい
- 汎用性が高く幅広い被写体に向く