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雛形あきこさんに聞く22年ぶりの写真集「いい意味で期待を裏切る一冊」久々の水着グラビアにも挑戦

雛形あきこ写真集『三原色』インタビュー

俳優の雛形あきこさんが、デビュー35年を前に22年ぶりとなる写真集『三原色』を発売します。10代の頃に雑誌のグラビアで一大旋風を巻き起こした「ヒナ」が、20歳以降は見せることがなかった水着グラビアにも挑戦しているとのことで、往年のファンからも驚きと期待の声が寄せられています。『CAPA』の表紙にも過去数回登場してくれている雛形さんに、写真集へ込めた想いを聞きました。

編集者の「メロい写真集が作りたい」という想いに即決

── 22年ぶりの写真集をリリースされるとのことですが、今回の写真集を出されることになった経緯を教えてください。

今回、写真集の編集制作を担当してくださっている方から直接ご連絡をいただきました。月刊誌『ar』を作っている女性の方なんです。20代~30代の女性をターゲットにしていて、淡い色のおしゃれな若い子たちの写真ばかりが載っているようなイメージだったので、最初にお話をいただいたときは「えっ、本当に私でいいの?」と思ってしまいました (笑)。

でも、彼女の熱量が素晴らしかったですし、「メロい写真集が作りたいです」と言われたのがすごく心に響きました。これまで仕事をさせていただく中で、「メロい」という言葉は言われたことがなかったので、とても新鮮でしたね。

私が10代の頃に経験したグラビアや写真集は、どちらかというと男性向け、男性目線で作るものが圧倒的に多かったです。応援してくださるファンも男性が多かったですし。でも今回は、女性から同性目線で今の私を切り取るというアプローチでした。そんな、この年齢の私を女性たちが作る一冊に、とても惹かれたというのが大きなスタートです。

これまでも何回か写真集のお話をいただくことはありましたが、なかなか最後の一歩に踏み切れませんでした。でも、今回はタイミング的にも自分の中で「やるなら今だな」とぴったり合致した感じで、お話を伺ってからすぐに「ぜひ一緒にやりたいです」と、即決に近い形でお返事させていただきました。

雛形あきこ写真集『三原色』インタビュー
写真集『三原色』より (撮影 : 三瓶康友)

「こんな年齢の重ね方ってすてきだな」と思ってもらいたい

── 水着での撮影は30年ぶりだそうですね。今回の撮影に向けて、どのような準備をされましたか?

水着グラビアの撮影は20歳のときを最後にやめていたので、約30年ぶりになります。だからこそ、やるからには今できるチャレンジを全部やろうと思いました。水着だけでなくランジェリーも含めて、今の私が表現できるベストを尽くしてチャレンジしたいなと。

そのために、撮影に向けて約半年間、かなり本格的にボディメイクを行いました。以前からジムには通っていたのですが、この撮影に向けてさらに「ぎゅっと集中して」トレーニングに取り組みました。具体的には、週に2日のジムでの筋トレと、週に1日のピラティスのサイクルを、半年間繰り返しました。トレーニングを始めて3か月くらいで、明らかに自分の体が変わってきたなと実感できるようになり、それがうれしくなってさらにモチベーションが高まりましたね。

最終的には、「ヒップスラスト」で自分の体重を超える重さを持ち上げられるようになりましたし、16kgのウエイトを片手に持って行う片足スクワット「ブルガリアンスクワット」もこなせるようになりました (笑)。おかげで体力がものすごくつきましたし、自分が目指していた目標の体になれたと思っています。「こんな年齢の重ね方ってすてきだな」と思っていただけたらうれしいですね。今も維持のために週に1回は筋トレを続けているんですよ。

雛形あきこ写真集『三原色』インタビュー
写真集『三原色』より (撮影 : 三瓶康友)

リラックスして臨めた小浜島ロケ、撮影も自然体で

── カメラマンの三瓶康友さんとのお話や、撮影ロケ地でのエピソードを教えてください。

カメラマンの三瓶さんをはじめ、スタッフの皆さんは全員が「初めまして」の方々でした。三瓶さんはとても面白くてすてきな方なのですが、とにかく撮影中以外は「ずっと何かを食べている」という印象しかありません (笑)。沖縄県の小浜島で撮影したのですが、石垣島から小浜島へ渡るフェリーに乗る前も食べて、フェリー乗り場でも食べて、島に到着してからもずっと食べていて。そうしてのんびりと食事をしていたら、気づけばすっかり夕方になってしまい、ロケの撮影スタートがまさかの「夕日」からになりました (笑)。

普通、こういう写真集の撮影って食事をセーブしたり緊張感があったりするものですが、今回はいつもよりたくさん食べました。三瓶さんが食べている間はみんなも一緒に食べるので、食べながらリラックスして臨むことができましたね。

三瓶さんは「こうしてほしい」というポーズを押し付けるような方ではなく、指示も「じゃあそこで座って」など、ふわっとしたものでした。それでも、こちらが自然に動いていると、三瓶さんが乗っているのが雰囲気で伝わってくるんです。焦るような雰囲気は一切なく、のんびりとした空気のなかで、やりたかったことや納得のいく写真はしっかり、すべて撮り終えることができました。昔のグラビアのようにガチッとポーズを決めた写真よりも、すごく「ナチュラルな自分」が写っているのを実感できて、今までの写真とは全く違うなと感じました。

雛形あきこ写真集『三原色』インタビュー
写真集『三原色』より (撮影 : 三瓶康友)

1ページ1ページが本当に大切な一冊になりました

── 今回の写真集は、雛形さんご自身も制作プロセスに深く参加されたとお聞きしました。

衣装もそうですし、本当にイチからというか、ゼロから一緒に話し合って作り上げました。例えばランジェリーのセレクトに関しても、私の肌の色に合うトーン、レースの素材感やデザインなど、細かなリクエストをスタイリストさんや編集の方にお伝えしました。それを事前に集めていただき、フィッティングで全部決めてから撮影に行くというプロセスでした。

グラビアをたくさんやらせていただいていた当時は、現場に行って、スタイリストさんが用意してくださったものを着て撮影していましたが、今回は自分のイメージや、ここまでチャレンジしたいという境界線を、全部固めてから撮影に向かうことができました。

写真のセレクトや写真を組んでいく作業にも参加させていただきました。写真集の全体の「流れ」や「波」の作り方を、みんなで一緒に考えました。「全部がメインの写真ばかりではダメなんだ」ということを、これまでたくさん写真集を出してきたはずなのに、今回初めて知りました (笑)。

ストーリーを作っていくことが大切で、どう並べたらきれいか、どうしたらドキドキするか、みんなでああでもないこうでもないと一生懸命に並べ替えながら考えました。元々載せる予定ではなかった写真を持ってきたりもしながら組み立てたので、自分のやりたいことが100%反映された、1ページ1ページが本当に大切な一冊になりました。

雛形あきこ写真集『三原色』インタビュー
写真集『三原色』より (撮影 : 三瓶康友)

めまぐるしかったあの頃の経験が今の自分を支えてくれる

── 10代、20代の頃は毎週のようにグラビア撮影をされていたかと思います。当時と今とで、撮影に対する意識や向き合い方に変化はありましたか?

昔は男性目線で作るものが圧倒的に多かったですし、ファンの方も男性が多く、求められる「雛ポーズ (ヒナポーズ)」をカチッと決める写真が多かったですね。それは今でも「あのポーズを」と言っていただけるくらい皆さんの印象に残る、ありがたいものでした。でも今回は、いい意味でその期待を裏切るような、ナチュラルで自然なカットを目指しました。

また、10代や20代の頃は、撮影前にトレーニングをして体作りをするなんて考えたこともありませんでした。でも今回は、年齢を重ねた私だからこそ見せられる、「これだけできるんだ」「いい年齢の重ね方だな」と思ってもらえるものにしたかったんです。そのために、自分ができる事前の準備 (ボディメイク) をすべてやりきって撮影に臨むという点において、向き合い方に大きな違いがありました。

もちろん、若い頃にめまぐるしく撮影や取材を受けて、何度も海外にもロケに行かせていただいていたあの時間は、とても楽しかったですし、私にとって今の自分を支えてくれる本当に大切で幸せな時間でした。あの頃は、いろいろな雑誌に取り上げてもらったり写真集を出したりということがなかったら皆さんに知っていただけていなかったと思いますし、とても大事なことだったなと思っています。

雛形あきこ写真集『三原色』インタビュー

いろいろな色になっていきたい

── 写真集のタイトル『三原色』に込めた想いもお聞かせください。

若い頃、取材で「好きな色は何ですか?」と聞かれたときに、よく「白がいいです。何色にでも染まれる、どんな色にもなれる白がいい」と話していたんです。

でも、年齢を重ねて今思うのは、いろいろな色になれるのも良いけれど、すべての色の「元」になっている「色の三原色」のように、スタートの段階で自分だけのベースとなる色をしっかり持っていることがすごく大事だなということに気づいたんです。そして、ベースとなる自分の色を持ちつつ、「まだまだこれからも、いろいろな色になっていきたい」という想いも込めて、今なら『三原色』かなと思って、このタイトルにしました。

編集の方から「タイトルは自由でいいですよ」と言われて、いろいろ考えたんですが、この『三原色』という言葉にパッと行き着き、すぐに決まりました。

雛形あきこ写真集『三原色』インタビュー

いい意味で期待を裏切る一冊です

── 久しぶりの写真集発売を心待ちにしているファンの皆さんにメッセージをお願いします。

これまでずっと応援してくださっていたファンの皆さんがイメージしている以上に頑張りましたので、いい意味でその期待を裏切るような、楽しんでいただける一冊になっています。そして、私がグラビアをやっていた時代を全く知らない若い世代の方々にも、「こんなふうに素敵に年齢を重ねていけたらいいな、未来が楽しそうだな」と希望 (笑) を持ってもらえるようなものになっているといいなと。

あと、私が写真集を出すという第一報が出たときに、SNSなどで「令和に雛形あきこが写真集を出すの!?」「50歳目前で!?」と、皆さん驚きつつ、一緒になって盛り上がって面白がってくださったのが、とてもありがたかったです。年齢や性別を問わず、楽しんでいただける作品になりましたので、ぜひ手に取って見ていただけたらうれしいです。

雛形あきこ写真集『三原色』インタビュー
雛形さんが表紙の『CAPA』1996年2月号を持っていただきました。

雛形あきこ写真集『三原色』

雛形あきこ写真集『三原色』インタビュー

体裁 A4判 144ページ
価格 4,400円(税込)
発売日 2026年10月16日
発行 主婦と生活社

写真集のお渡しイベント開催

写真集の発売を記念して、東京と大阪でお渡しイベントが開催されます。

■東京
2026年10月17日 (土) HMV&BOOKS SHIBUYA

■大阪
2026年10月18日 (日) 梅田 蔦屋書店

 

雛形あきこ (Akiko Hinagata)
1978年1月27日生まれ、東京都出身。血液型A型、身長164cm。14歳から芸能活動を始め、グラビアアイドルとして人気を博す。以降ドラマ、バラエティー、映画、舞台、CMなど幅広く活躍。現在も幅広い役をこなす俳優として、ドラマや舞台映画等で活躍中。2026年10月7日スタートのドラマ「私があなたといる理由2〜グアムを訪れた8人の男女の10日間〜」(テレビ東京系・毎週水曜 深夜25:15より) に出演。
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