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体験しながら楽しく学ぶ! カメラやレンズを使ったソニーの中学生向け出張授業に密着

ソニーは、理系人材の育成やキャリア教育を目的として、カメラ技術を題材にした中学生向けの出張授業を2023年より実施している。都内にあるサレジアン国際学園世田谷中学高等学校で、中学1年生を対象に行われた授業を取材することができたので、その様子をお伝えしよう。

ソニー出張授業レポート
サレジアン国際学園世田谷中学高等学校

カメラやレンズを題材に、ソニーのエンジニアがわかりやすく解説

出張授業は、中学校の理科教育で学ぶ「光」の学習内容に合わせたもの。レンズやイメージセンサーの仕組み、画像処理技術などについて、実際に開発に携わっているソニーのエンジニアがわかりやすく解説する。これまで東京・横浜を中心に15校ほどで実施しており、受講した中学生は1000名を超える。

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今回の講師は、ソニー株式会社 技術センター イメージングシステム技術部門でカメラの画像処理開発を担当している原田莉理子さん。講師は若手に限定しているわけではないそうだが、授業を受ける生徒と年齢が近いほうが、より講師に親近感を持ってもらえる傾向にあるのだとか。

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ソニー株式会社 技術センター イメージングシステム技術部門・原田莉理子さん

 

テーマは「カメラで学ぼう! 光の原理と画像処理技術」。背景をぼかした鳥の写真、イルミネーションがきれいな夜景の写真、おいしそうなプリンの写真を映し出し、どれが良い写真だと思うか? という質問からスタート。魅力的な写真を撮るためには何が重要なのか、知ってもらうことがポイントだ。

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レンズのカットモデルやイメージセンサーに興味津々

続いて「カメラのレンズの中身を見てみよう」ということで、原田さんがレンズのカットモデルを生徒たちに見せて回る。凸レンズや凹レンズがぎっしりと詰まっているカットモデルを初めて見る生徒たちから、「おー!」「へぇー!」といった驚きの声が上がった。

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凸レンズと凹レンズの仕組みを理解してもらうため、生徒たちに虫メガネを配り、実際にのぞいてもらった。虫メガネを動かしてピントを合わせたり、対象物の見え方を変化させたりすることで、レンズの特性を確かめる。

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ズームレンズが、複数のレンズを複雑に動かすことで画角を変化させていることを解説。ズームレンズの広角端と望遠端で実際に教室を撮影して、写る範囲が違うことをその場で見せながら画角の変化を体感してもらう。

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さらに、カメラのイメージセンサーや画像処理についても解説。普段は見ることのできないフルサイズイメージセンサーの実物が回覧されると、生徒たちは興味津々で観察していた。

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スマートフォンを使ってカメラ機能のしくみを体験

中学生にとっての「もっとも身近なカメラ」として、スマートフォンを教材に、デジタル一眼カメラと何が違うのかを解説していく。デジタル一眼カメラとスマートフォンの両方を手がけるソニーならではの内容だ。

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今回の授業では、トリプルカメラを搭載するスマートフォン「Xperia 1 VIII」を使って、スマートフォンの複眼構造とその理由を知ってもらう。

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「Xperia 1 VIII」のカメラを指で1つ隠すことで、広角・標準・望遠と切り替わっていくことを体験。生徒たちは、身近な存在のスマートフォンを手にすることで、さらに関心が高まったようだ。

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体験も交えながら楽しく学べた

最後に、ソニーが作るカメラのコンセプトを紹介。原田さん自身の仕事についても語り、約50分間の授業が締めくくられた。

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授業が終わったあと、生徒たちに感想を聞いてみた。「カメラに対して興味がわいた」「物理の勉強はつまらないものだと思っていたけれど、日常生活に関連しているのがわかった」「普段の授業に比べると新鮮で楽しかった」など、好評だった。

この日の授業は、講師を補助するスタッフや取材が入るなど、いつもとは違う雰囲気だったが、生徒たちは気にする様子も見せず、普段通りの和気あいあいとした空気感だった。途中で飽きることもなく、真剣な眼差しで原田さんの話を聞き、興味深そうに教材を手にして授業を受けていた。

実際に虫メガネやスマートフォンなどを手にして、効果を確かめながら学べたことも楽しかったようだ。カメラの技術を未来に繋げていくために、今後もぜひ続けてほしい取り組みだ。