夏の夜を豪華に彩ってくれる花火は、日本の風物詩。きれいな花火を見るだけではなく、「デジタル一眼で撮ってみたい!」と思う被写体の一つです。今回は、花火写真家・金武 武さんに、花火をシャープに写すための撮影テクニックや、必要機材、入門者向けのQ&Aまで、いろいろ教えていただきました。季節限定のこの色鮮やかな絶景花火を、今年はきれいにカメラでとらえましょう!
花火撮影に必要な機材はコレ!
有料観覧席やカメラマン席で撮影するならば、標準ズームレンズと広角ズームレンズの 2 本あれば安心だ。混雑した会場で三脚を使用する場合には、座って撮影することを心掛けてほしい。ブレ防止のレリーズや、会場は暗いので小型ライトは必需品。打ち上がる花火がわかる大会プログラムも用意しておきたい。HP からプリントするか会場でもらおう。
・デジタルカメラ
・標準ズームレンズ(広角ズームレンズ)
・三脚
・リモートスイッチ
・NDフィルター(ハーフNDフィルター)
・小型ライト
・大会プログラム
ワンポイント!
カメラを真上に向ける雲台の使い方
打ち上げ場所に近いところで撮影する場合は、カメラを真上に向ける必要がある。雲台のパン棒をカメラのレンズ側(逆向き)にすれば、カメラを真上に向けることができる。普段から逆向きにして操作に慣れておくといいだろう。