タッチパッドAF(タッチ&ドラッグAF)とは、ファインダー撮影時にもタッチ操作によるAFフレーム(測距点)の操作を可能にする機能。ファインダー使用時は、背面モニターには何も表示されない。しかし、その上を指でなぞることで、AFフレームを自由に動かせる。
ライブビュー撮影時と同様の直感的なAF操作が行えるため、動く被写体を思いどおりの構図で狙えるのがメリットだ。設定はOFFのほか、「絶対位置」または「相対位置」が選べる機種が多い。なお、名称はメーカーによって異なる。
写真/北村智史
ファインダーをのぞきながらモニター上をなぞると、EVFに反映されてAFフレームが移動する。
パナソニック LUMIX GX8のタッチパッドAF設定画面。「相対位置」を選ぶと、触れた位置を基準になぞる操作でAFフレームを移動させられる。
キヤノンでは「タッチ&ドラッグAF」と呼ぶ。上画像はEOS Rの設定画面。位置指定方法は「絶対位置」「相対位置」から選ぶほか、画面をタッチする領域も選択可能。タッチ領域は全体、上、右、右上など全9個から選べる