キヤノンは、フルサイズミラーレスカメラ「EOS R」シリーズに対応したRFレンズ「RF15-35mm F2.8 L IS USM」を2019年9月下旬に発売する。価格はオープンで、キヤノンオンラインショップ直販価格は275,000円(税別)。フード、ケースが付属する。
<2019.9.24> 発売日が2019年9月27日に決定した。
▲2月に開発発表されたRFマウント大三元レンズの中の1本。
「RF15-35mm F2.8 L IS USM」は、ズーム全域で開放値F2.8の大口径広角ズームレンズ。同時発表された大口径標準ズームレンズ「RF24-70mm F2.8 L IS USM」、発売日未定の大口径望遠ズームレンズ「RF70-200mm F2.8 L IS USM」も含めた3本のレンズは、RFマウントの新しい“F2.8L ISズームレンズシリーズ”と位置付けられている。いずれも光学式手ブレ補正 IS、超音波モーター ナノUSMを搭載した高画質のL(Luxury)レンズで、3本で超広角15mmから望遠200mmまで、幅広いレンジをカバーする。
「RF15-35mm F2.8 L IS USM」は、ガラスモールド非球面レンズ3枚、UDレンズ2枚を含む12群16枚構成で、最短撮影距離は0.28m、フィルター径は82mmとなっている。絞り羽根は9枚の円形絞りを採用する。
シャッタースピード換算で最大5段分の手ブレ補正を実現。動画撮影時は、カメラボディ内の電子式手ブレ補正と協調する「コンビネーションIS」に対応する。
レンズ駆動にはナノUSMを採用し、高速・高精度な静止画AFと滑らかな動画AFを実現している。ほかのRFレンズ同様、コントロールリングで露出補正やTv / Av / ISOの変更が可能。防塵・防滴構造となっており、最前面と最後面のレンズにはフッ素コーティングが施されている。
■RF15-35mm F2.8 L IS USM 主な仕様
マウント キヤノンRFマウント
焦点距離 15〜35mm
最小絞り F22
レンズ構成 12群16枚
画角(水平/垂直/対角線) 100°25′〜54°/ 77°20′〜38°/ 110°30′〜63°
絞り羽根枚数 9枚(円形絞り)
最短撮影距離 0.28m
最大撮影倍率 0.21倍(35mm時)
フィルター径 φ82mm
サイズ(最大径×長さ) 約φ88.5×126.8mm
質量 約840g
付属品 フード、ケース
〈文〉柴田 誠