「イルミネーション」に「雪景色」、あるいは「樹氷」――冬の被写体といえば、何を思い浮かべますか？ 今回紹介するのは、冬の「野鳥」の撮影スポット。少し意外かもしれませんが、この寒さの厳しい時期だからこそ撮影できる姿があります！
※撮影の際は、事前に現地の最新情報をご確認のうえ、マナーや体調管理に十分にご注意ください
(1)風蓮湖氷上の海ワシたち(北海道)
厳冬期の風連湖では漁師が氷下漁という氷に穴をあけて網を入れて漁をします。漁師が捨てた魚を求めるオオワシ・オジロワシの姿がいつしか風物詩に。現在は湖畔の宿の主人が観光目的で氷の上にエサを撒きワシを寄せて観光客に撮影させています。エサに群がりワシやカラス・トビが大量に集まると絵にならないので、その前後が撮影に最適。飛翔する姿も迫力があります。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/huurenko_washi/
(2)羅臼の流氷と海ワシ(北海道)
写真は冬、カムチャッカ方面からスケソウダラ漁のおこぼれの魚を狙って日本に渡って来るオオワシ。現在は観光としてワシたちを観察・撮影させる船が出ているので、それを利用すれば迫力満点の撮影ができます。ただし流氷が数時間でなくなることもあるので、そんなときは道路から樹にとまる姿を撮影しましょう。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/rausu_washi/
(3)花咲港のコオリガモ(北海道)
冬の北海道では港に海に棲むカモたちが集まってきます。特に、根室市の花咲港は普段見ることのないカモたちが集まり興奮すること間違いなしです。コツとしては車の中から撮影すること。静かにしていれば車のすぐ横まで寄って来ることも。コオリガモ・クロガモ・シノリガモ・ウミアイサ・カワアイサは外さず狙いたいところ。港なので漁師さんの作業の邪魔にならないように車の運転や停め方にも注意しましょう。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/hanasakikou_koorigamo/
(4)タンチョウ観察センターで青空を飛翔するタンチョウ(北海道)
鶴居伊藤タンチョウサンクチュアリーと並んで冬のタンチョウを撮影できる場所として有名。以前はほかの鳥たちも集まり、餌の取り合いバトルを狙うカメラマンがで賑わっていましたが、現在はそれがなくなり落ち着いた雰囲気で撮影ができます。施設内には食事や喫茶を楽しめる場所があり、冷え切った身体を温めることができます。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/kushiroshi_tanchou/
(5)菊池牧場の夕鶴(北海道)
冬場、鶴居村のタンチョウたちは日中給餌場で過ごし、夜はほとんどが雪裡川（音羽橋）でねぐらをとります。菊池牧場は鶴居伊藤タンチョウサンクチュアリーからねぐらに戻るルートにあたり、夕陽と絡めた撮影ができる人気ポイント。早い時間に頭上を低い位置で飛ぶときは、広角レンズで狙うこともできます。茜色の空をバックに群れで飛ぶ姿をシルエット気味に捉えてみても最高です。牧場主が好意でカメラマンに開放をしているのでくれぐれも身勝手な問題行為は慎むこと。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/turuimura_tanchou/
(6)琵琶湖のコハクチョウ(滋賀)
琵琶湖の北部（湖北）は風景カメラマンにも人気が高い場所ですが、冬はたくさんの種類と数の鳥たちが越冬に集まるため野鳥カメラマンにもオススメ。被写体として特に人気なのはコハクチョウで、琵琶湖の周辺の田で日中は採餌しているので、それを探して撮影することになります。ビオトープにもいることがあるのでそちらで飛び立つシーンも狙ってみてもよいでしょう。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/biwako_kohakuchou/
(7)マガンの集まる神々の田(島根)
たくさんのマガンが越冬に来るわけではないですが、そのぶん警戒心が薄くなるようでマガンとの距離が近く撮影がしやすいポイント。ただし、車から降りて近づけば警戒して飛び立つので基本は車内から。車だと警戒心が薄れるので運が良ければ向こうから近くに飛んできてくれます。大きな日本家屋が多く、屋敷林を含めた日本の里の原風景のような写真が撮れるのも嬉しいです。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/shinjiko_magan/