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ニコンのミラーレスカメラ「Z 50」で動物AFが可能に、「Z 7」「Z 6」は新テレコンに対応

ニコンが、ミラーレスカメラ「Z 7」「Z 6」「Z 50」と、マウントアダプター「FTZ」の最新ファームウェアを2020年7月21日に公開した。「Z 7」「Z 6」は2020年9月発売予定のテレコンバーターへの対応、「Z 50」は動物AFへの対応などが盛り込まれている。

ニコン Z 50

また、ニコンのデジタル一眼レフ、ミラーレスカメラをWEBカメラとして使用可能にするWindows PC用ソフトウェア「Webcam Utility (ベータ版)」の公開も予告された。こちらは2020年8月上旬ごろに無償公開を予定している。

ファームウェアの変更内容は以下のとおり。

Z 7 / Z 6 ファームウェア C:Ver.3.10

① ニコンZマウント用テレコンバーター「Z TELECONVERTER TC-1.4x / TC-2.0x」に対応。

② Fマウントレンズのファームアップに対応 (マウントアダプターFTZのファームウェアバージョン 1.10以降で対応)。

③ 露出設定ステップ幅1/3段に設定時の、一部のF値の表示を変更 (F1.2 → F1.3)。対象レンズは「NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct」(2020年7月21日時点)。

④ [AEブラケティング] と [高速連続撮影 (拡張)] を組み合わせた時、撮影中にAE-Lを行うことで、オートブラケティングで設定した補正ステップ量が正確に反映されるように変更。

⑤ Atomos Open Protocolに対応した外部レコーダーとHDMIで接続し動画撮影を行う場合に、特定の条件下 (以下すべてを満たす場合) でもカメラ側の操作で動画記録開始・停止ができるように変更。

  • 動画モードに設定し、外部レコーダーとHDMIで接続している場合。
  • メモリーカードが装填されている場合。
  • [セットアップメニュー] > [HDMI] > [詳細設定] で、[外部記録制御] > [する]、[出力ビット数] > [10ビット]、[N-Log設定] > [しない] に設定されている場合。
  • [動画撮影メニュー] > [画像サイズ / フレームレート] で [3840×2160 30p / 25p / 24p] に設定されている場合。

⑥ 下記条件にて外部ディスプレイにHDMI接続するとカメラ背面モニターが緑被りする現象を修正。

  • [静止画撮影メニュー] > [色空間] > [Adobe RGB]
  • [カスタムメニュー] > g [動画] > g2 [カスタムボタンの機能] > [シャッターボタン] > [動画撮影]
  • [セットアップメニュー] > [HDMI] > [詳細設定] > [出力ビット数] > [10ビット]
  • [セットアップメニュー] > [HDMI] > [詳細設定] > [N-log設定] > [する(カード記録不可)]
  • [セットアップメニュー] > [HDMI] > [詳細設定] > [ビューアシスト] > [する]
  • 静止画 / 動画切り換えレバーで動画モードを選択

⑦ 縦位置撮影画像を「PictBridge」の範囲指定で印刷したときに、指定した範囲 (位置) と印刷した画像が一致しない現象を修正。

⑧「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」を沈胴状態から回したと同時にカメラ電源をONにすると、まれにAF作動がしない現象を修正。

 

ファームウェアのダウンロードはこちらから。

Z 7
https://downloadcenter.nikonimglib.com/ja/download/fw/364.html

Z 6
https://downloadcenter.nikonimglib.com/ja/download/fw/363.html

 

Z 50 ファームウェア C:Ver.2.00

ニコン Z 50 動物AF ニコン Z 50 動物AF

① カスタムメニューの a2 [オートエリア AF時の顔と瞳認識] に [動物認識する] を追加して、顔認識AFと瞳AF機能が「犬と猫」にも対応。

犬と猫の瞳および顔を検出。動画撮影時には「顔認識」のみ動作する。撮影モードダイヤルを SCN (シーンモード) にして [ペット] に設定中は、自動的に [動物認識する] に切り替わる。

② ニコンZマウント用テレコンバーター「Z TELECONVERTER TC-1.4x / TC-2.0x」に対応。

③ Fマウントレンズのファームアップに対応 (マウントアダプターFTZのファームウェアバージョン 1.10以降で対応)。

④ 露出設定ステップ幅1/3段に設定時の、一部のF値の表示を変更 (F1.2 → F1.3)。対象レンズは「NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct」(2020年7月21日時点)。

⑤ [AEブラケティング] と [高速連続撮影 (拡張)] を組み合わせた時、撮影中にAE-Lを行うことで、オートブラケティングで設定した補正ステップ量が正確に反映されるように変更。

⑥ AE-L / AF-LボタンにAF-ONを割り当てた場合、[フォーカスモード] が [AF-S シングルAF] の場合でもレリーズ優先として動作するように変更。

⑦ ターゲット追尾ついて、以下の操作性を改善。

  • オートエリアAF画面とターゲット選択画面の間の遷移をFn1等のカスタムボタンで使用可能。
  • 静止画AF-C時のターゲット追尾の動作を、デジタル一眼レフカメラの [3D- トラッキング] に似た操作感へ変更。

⑧ 発光推奨警告の条件を見直し、より必要な条件下で警告表示が出るように改善。

⑨ 縦位置撮影画像を「PictBridge」の範囲指定で印刷したときに、指定した範囲 (位置) と印刷した画像が一致しない現象を修正。

⑩「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」を沈胴状態から回したと同時にカメラ電源をONにすると、まれにAF作動がしない現象を修正。

 

ファームウェアのダウンロードはこちらから。
https://downloadcenter.nikonimglib.com/ja/download/fw/362.html

 

マウントアダプター FTZ ファームウェア Ver.1.10

Fマウントレンズのファームウェアのバージョンアップに対応。

 

ファームウェアのダウンロードはこちらから。
https://downloadcenter.nikonimglib.com/ja/products/491/FTZ.html