パナソニックは、フルサイズミラーレスカメラに対応するLマウントの大口径超広角レンズ「LUMIX S 18mm F1.8」を2022年10月20日に発売する。希望小売価格は121,000円 (税込)。レンズフードが付属する。
■F1.8単焦点シリーズ5本目のレンズ
F1.8シリーズは、サイズを最大径φ73.6mm、全長約82.0mmに統一してシリーズ共通のホールディング性を備え、統一した操作性を確保した単焦点レンズシリーズ。色味や描写性能も統一されており、レンズ交換をしても差異が少ないため、一貫した描写の作品に仕上げることができる。既存の24mm / 35mm / 50mm / 85mmに超広角18mmが加わったことで、表現の幅がさらに広がった。
フィルター径もφ67mmに統一されており、大口径超広角レンズながら前面にフィルターの装着が可能だ。
■光学性能
非球面レンズ3枚、UEDレンズ1枚、EDレンズ3枚、UHRレンズ1枚を含む12群13枚のレンズ構成を採用する。非球面レンズで球面収差やサジタルコマフレアを抑制し、UEDレンズとEDレンズ最適に配置することで色収差を抑制。さらに超高屈折率のUHRレンズにより、画面周辺まで優れた描写性能を発揮する。
最短撮影距離は0.18m。超広角18mmのダイナミックな遠近感を生かして、背景を広く撮り込みながらその場の空気感や臨場感を伝えたり、被写体に近接してボケ味とともに奥行き感のある描写を実現する。
■AF性能
フォーカスレンズを保持するフレームが、ガイド軸に沿ってリニアモーターで駆動する機構を採用し、高速・高精度なAF性能と静粛性に優れたAF動作性能を両立する。さらに、ボディとレンズ間の通信制御も高速化して、精度と速度を高めた。静粛な駆動は、動画撮影時にも威力を発揮する。
■動画性能
ピント位置の移動によって画角が変化するブリージングを抑制するほか、絞りマイクロステップ制御により、輝度変化が大きいシーンでもF値の変化をなめらかに制御する。また、フォーカスリングのリニア/ノンリニア設定の切り替えが可能で、ノンリニア方式ではフォーカスリング操作の回転速度に応じてピントが移動。リニア方式ではフォーカスリングの回転量に対して移動量固定でピントが移動する。回転量の設定も可能だ。
■コンパクトで高品位なデザイン
操作性とデザイン性のバランスをとった縦スリットローレットを採用した、手にしっくりなじむフォルム。最大径φ73.6mm、長さ約82.0mmで、質量は約340gだ。
■防塵・防滴・耐低温設計
随所にシーリングを施し、水滴やほこりなどからレンズを守る防塵・防滴仕様となっており、幅広いシーンの撮影に対応する。また、寒冷地でも撮影可能な−10℃の耐低温設計を実現している。
Panasonic LUMIX S 18mm F1.8 主な仕様
品番 S-S18
マウント Lマウント
焦点距離 18mm
開放絞り F1.8
最小絞り F16
レンズ構成 12群13枚 (非球面レンズ3枚、UEDレンズ1枚、EDレンズ3枚、UHRレンズ1枚)
画角 100°
絞り羽根枚数 9枚 (円形虹彩絞り)
最短撮影距離 0.18m
最大撮影倍率 0.20倍
フィルター径 φ67mm
最大径×長さ φ73.6×約82.0mm
質量 約340g (レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップを除く)
付属品 レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップ