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美しい玉ボケが楽しめる小型軽量の大口径標準レンズ「LUMIX S 50mm F1.8」

パナソニックは、Lマウントの大口径標準レンズ「LUMIX S 50mm F1.8」を2021年6月25日に発売する。希望小売価格は59,400円 (税込)。

LUMIX S 50mm F1.8

 

LUMIX S 85mm F1.8」(2020年11月26日発売) に続く、LUMIX Sシリーズ用交換レンズの「F1.8単焦点シリーズ」第二弾で、カメラボディのサイズに合わせた小型・軽量化と描写性・操作性を統一した。なお、Lマウントレンズのロードマップでは、「24mm F1.8」「35mm F1.8」も計画されている。

LUMIX S5 + LUMIX S 50mm F1.8
LUMIX S5」装着時

■光学性能

レンズ構成は8群9枚で、非球面レンズ3枚、EDレンズ1枚、さらに高屈折率のUHRレンズ1枚を採用し、諸収差を抑制。画面周辺まで優れた描写性能を発揮する。大口径F1.8ならではの柔らかく美しいボケ表現が可能で、夜景スナップでは口径食を抑えた美しい玉ボケが描写できる。

LUMIX S 50mm F1.8

■AF性能

リニアモーターの採用により、高速・高精度なAF性能と静粛性に優れたAF動作性能を両立。動画撮影時は、駆動音を気にせず撮影できる。ボディとレンズ間の通信制御も高速化を図った。また、フォーカシング時のピント位置の移動に伴い画角が変化するブリージング現象を抑制する。

■動画性能

絞り値を細かく制御することで、輝度変化の大きいシーンでのパンニングでもなめらかな露出変化を実現している。MF時は、リニア・ノンリニアの切り替えをカメラ本体で選択することが可能。リニア選択時のフォーカスリングの回転角度を変更でき、回転角度によるフォーカス駆動量を調整することで、シネマレンズのような直感的で細かなピント送りを実現する。

■防塵・防滴・耐低温構造

天候などに左右されることなく撮影が可能な防塵・防滴・耐低温仕様となっており、幅広い撮影シーンに対応可能だ。

■F1.8単焦点シリーズとは?

F1.8単焦点シリーズのレンズは、シリーズを通してサイズを統一し、ほぼ同じ重心バランスを実現する。ホールディングをはじめ、フォーカスリング位置やトルク、フィルター径などが統一され、操作性が一貫しているだけでなく、シリーズ全体を通して描写性能も統一されている。レンズ交換をしても写真やカットごとの描写に違いが少なく、一貫した描写でまとまる仕上がりが特徴となっている。

LUMIX S 50mm F1.8、LUMIX S 85mm F1.8
左が「LUMIX S 50mm F1.8」、右が「LUMIX S 85mm F1.8」

LUMIX S 50mm F1.8 主な仕様

品番 S-S50
マウント Lマウント
焦点距離 50mm
開放絞り F1.8
最小絞り F22
レンズ構成 8群9枚 (非球面レンズ3枚、EDレンズ1枚、UHRレンズ1枚)
画角 47°(f=50mm)
絞り羽根枚数 9枚 (円形虹彩絞り)
最短撮影距離 0.45m (撮像面から)
最大撮影倍率 0.14倍
フィルター径 φ67mm
大きさ (最大径×長さ) φ73.6×約82.0mm
質量 約300g
付属品 レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップ