カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2023」が、2023年2月23日~26日にリアル会場とオンラインで開催。4年ぶりとなるリアル会場から、注目の新製品や各社のイチオシ、取材スタッフが見つけた注目アイテムを紹介します。
ニコン
巨大なニコンのロゴが来場者を出迎えるニコンブース。正面が体験コーナーになっており、右手がステージ、左手には若いユーザー層向けのコーナーと、全体が3部構成になっている。
インフォメーションカウンターでは、しっかり勤務中の「ニコンちゃん」を発見。
毎回、通路に溢れるほどの来場者を集めていたステージプログラム。写真は阿部秀之さんのステージ。
発売前の「NIKKOR Z 85mm f/1.2 S」をタッチ&トライ
撮影体験コーナーでは、2023年3月24日発売予定の新レンズ「NIKKOR Z 85mm f/1.2 S」のタッチ&トライができる。発売前に操作感を試すことができるのはうれしい。ただし、ベータ機ということでデータの持ち帰りはできなかった。
超望遠&双眼鏡の撮影体験コーナー。上段では三脚にセットされた超望遠レンズ、下段では手持ちで撮影できるようになっている。双眼鏡も試すことができた。
撮影体験用に準備されていたのは「Z 9」「Z 7II」「Z 6II」。撮影データの持ち帰りが可能で、SDカードユーザーが多いということで「Z 7II」「Z 6II」が多く用意されていた。
今年のニコンは動画推し!? 動画体験コーナーが盛況
動画体験コーナーには、動画撮影用にセッティングされたカメラが並んでいる。今回は「Z 9」を中心に動画機能を強くアピールしていた。過去のCP+では動画コーナーの印象が薄かったが、「Z 9」の発売以降、動画に興味を示す来場者が多いということだ。
マイク、外部モニターなどを装備した動画仕様の「Z 9」。レンズは大口径標準レンズ「NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct」が装着されていた。
アプリやソフトの相談コーナーも
現行のカメラ、レンズが揃えられた製品説明カウンター。ユーザーにとっては対面で相談できる絶好の機会ということで、スタッフがさまざまな相談に対応していた。
製品説明カウンターの一角には、「アプリ・ソフトウェア」の相談窓口も設けられていた。
動き回る「LOVOT」を被写体に撮影体験
これまでのニコンユーザーとは違う若い層にアピールしたいということで、カジュアルな雰囲気のエリアがつくられていた。撮影体験コーナー、ステージがあるエリアとの間には壁が設けられていて、ブース中からは行き来することができないようになっていた。
エリア内は白を基調とした明るい雰囲気で、壁面には「-Nikon Presents- Vertical Movie Award 2023」の入賞作品やVlogerの作品、「Z 30」などVlog撮影向けの機材も紹介されていた。
2023年3月3日に発売となる「Z fc」ブラックとプレミアムエクステリア全色が展示されていた。新色のブラックボディを選ぶか、人気のシルバーボディにするか、組み合わせにも悩むことになりそうだ。
ニコンダイレクト限定のエクステリアカラー「クリムゾンレッド」も実物を見ることができた。
ブース中央では、生き物のようなふるまいをするロボット「LOVOT (らぼっと)」が走り回り、その様子を撮影体験できるようになっていた。
モデルと一緒に撮影も可能。撮影しながら、カメラのAF性能や動画性能を確かめることができた。