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開放F値0.95!新型ミラーレスマウントが可能にしたニコン史上ナンバー1の明るさ

ニコンZマウントシステムを採用したフルサイズミラーレスカメラ「Z7」「Z6」とNIKKOR Zレンズを2018年8月23日に発表したニコン。Zマウント最高峰レンズとして、標準単焦点マニュアルフォーカスレンズ「NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct」を開発していることも明かされた。

NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct

NIKKOR Zレンズには、高品質レンズに与えられるグレード「S-Line」が設定されている。「S-Line」とは、ニコン独自の設計指針と品質管理を高い基準でクリアーし、特に高いレベルで光学性能を発揮するレンズに付けられる称号。

その「S-Line」の中でも最高峰に位置し、ニコンZマウントシステムの光学性能を象徴するレンズとして開発発表されたのが「NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct」。ニコン史上最高となる開放F値0.95の明るさを持つ、焦点距離58mmの標準単焦点マニュアルフォーカスレンズだ。

NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct
ニコンZ7装着時

 

「NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct」は、1977年に発売された標準単焦点レンズ「AI Noct Nikkor 58mm F1.2」の設計思想を引き継ぎ、Zマウントとフランジバック16mmの組み合わせがもたらす設計自由度の高さをいかして、究極の光学性能を追求しているとのこと。「Noct」は、Nocturne(夜想曲)からその名をとったと言われ、「AI Noct Nikkor 58mm F1.2」は「点が点に写るレンズ」と評された。

ニコンは、「極めて明るい開放F値0.95がもたらす、高い解像力と美しいボケの連続性、卓越した点像再現性によって、かつて類を見ない、立体感あふれる描写性能を実現すべく、開発を進めています」
とコメントしている。

発売時期や価格などの詳細は未定だが、8月23日に開催された発表会会場には、「NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct」のモックアップが展示されていた。中央が「NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct」、左は同じく開発中の24-70mm f/2.8、右も開発中の14-30mm f/4。

NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct

 

NIKKOR Zレンズのロードマップも発表された。2018年は、同日発表された「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」「NIKKOR Z 35mm f/1.8 S」「NIKKOR Z 50mm f/1.8 S」と、ニコンFマウントレンズをZ7/Z6に装着するための「マウントアダプター FTZ」を発売。2019年から2020年にかけて、「NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct」をはじめとする9本のレンズを計画中だ。

ニコンZマウントレンズロードマップ