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手ブレ補正4段の高倍率ズーム「SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM」

シグマが、高倍率ズームレンズ「SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sports」を発表した。対応マウントはシグマ用、ニコン用、キヤノン用。希望小売価格は250,000円(税別)。発売日は、シグマ用とキヤノン用が2018年10月12日(金)、ニコン用は10月26日(金)。

SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sports
 

標準60mmから超望遠の600mmまで、10倍の高倍率ながら、「150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Sports」とほぼ同等の高画質を実現。最新のアルゴリズムを採用した手ブレ補正機構「Intelligent OS」を搭載し、4段分の手ブレ補正を達成した。高倍率・高画質・高機動性を実現した、新次元の高倍率ズームレンズだ。
 

■光学性能

FLDガラス3枚、SLDガラス1枚を採用し、超望遠域の撮影で気になる倍率色収差を良好に補正。ズーム全域、画面全体で均一な解像感のある画質が得られる。焦点距離200mm時には、高い描写性能を生かした最大倍率1:3.3の望遠マクロ撮影も可能。

■マルチマテリアル構造で軽量化

マグネシウムやCFRP(カーボンファイバーを含有したポリカーボネート)、TSC(アルミニウムと同等の熱膨張係数を持つポリカーボネート)といった素材を適材適所に配置した「マルチマテリアル構造」により、高い光学性能を維持しつつ快適な操作性を実現する。
 

■操作性

ズーミングは回転・直進に対応する。取り外し可能な三脚座には90°クリック付きで、アルカスイスタイプのクランプに対応する。
 

■堅牢性

各所にシーリングを施した防塵、防滴性の高い構造を採用。最前面のレンズに撥水・防汚コーティングも施している。高精度で堅牢な真鍮製バヨネット・マウントを採用。
 

■マウント別対応

<キヤノン用>
キヤノンの対応カメラに搭載されるカメラ内収差補正機能「レンズ光学補正」(周辺光量補正、色収差補正、歪曲収差補正)に対応する。

<ニコン用>
電磁絞りを採用。ボディ側からの電気信号で絞りを制御することで、高速連写時のAEが安定する。
 

SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sports

フード装着時
 

 
SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sports

フォトキナ2018(2018年9月26日〜29日 ドイツ・ケルン)のプレスイベント会場に展示されていた「SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sports」。フォーカスや手ブレ補正の切り替えスイッチが鏡筒に並ぶ。
 

■主な仕様

マウント シグママウント、ニコンマウント、キヤノンマウント
焦点距離 60-600mm
開放絞り F4.5〜6.3
最小絞り F22〜32
レンズ構成 19群25枚
画角(35mm判) 39.6°〜4.1°
絞り羽根枚数 9枚(円形絞り)
最短撮影距離 60〜260cm
最大撮影倍率 1:3.3(200mm時)
フィルター径 φ105mm
サイズ(最大径×長さ) φ120.4×268.9mm
質量 2,700g
付属品 ケース、フード LH1144-01、かぶせ式レンズキャップ LC-740E、ショルダーストラップ、三脚座(組込み)

※数値はシグマ用。
※ニコン用は電磁絞りを採用しているため、カメラによっては使用に制限がある。