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DJIのドローンがスマホなしで操縦可能に!ディスプレイ内蔵「スマート送信機」発売

DJIは、「CES 2019」(米ラスベガス 2019年1月8〜11日)で、DJIドローンに対応した「DJI スマート送信機」を発表した。高輝度ディスプレイとDJIドローン用に最適化された機能、操作性を備えており、スマートフォンやタブレットを使用せずにドローンを操縦することができる。価格は83,700円(税込)で、発売は2019年1月8日。

DJI スマート送信機

「DJI スマート送信機」は、5.5インチ 1080pの内蔵ディスプレイを搭載したコントローラー。パイロットは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末に接続することなく、ドローンをすばやく空中に飛行させることができる。ディスプレイの輝度は通常のスマートフォンの2倍(1000cd/m2)の超高輝度となっており、コンパクトで携帯性に優れているだけでなく、直射日光の下でも適度な視認性を実現し、高い操作性も実現している。

DJI スマート送信機
 

「DJI スマート送信機」は、DJIのOcuSync 2.0動画伝送システムを使用する「Mavic 2 Zoom」や「Mavic 2 Pro」など、DJIの最新ドローンと組み合わせることでフルHD解像度で画像を表示することができる。HDMI出力端子を備え、最大1080pで外付けモニターに出力も可能だ。また、内蔵マイクとスピーカーも搭載しており、「DJIスマート送信機」に保存されたデータは、HDMIポート経由で4K/60P動画の再生もできる。対応メディアは最大容量128GB、最大UHS-Iスピードクラス3の読み書きスピードのmicroSDとなっている。

DJI スマート送信機
 

バッテリーは、急速充電に対応した5000mAhで、駆動時間は2時間半。「DJI スマート送信機」本体は−20℃~40℃の厳しい環境下でも動作する性能を備えている。

DJI スマート送信機
 

■アプリ連携
カスタム化されたAndroidシステムとDJI GO4アプリにより、空撮に集中できる環境を構築できるようになっているのが特徴で、サードパーティー製のアプリにも対応する

※ただし、DJIはサードパーティ製アプリの利用による許可や安全性に関する問題について、一切の責任は負わない。

DJI GO4アプリの新機能「DJI Go Share」を使うと、「DJI スマート送信機」から画像をモバイル端末に転送することができる。また「SkyTalk」の機能では、ドローンカメラの映像をFacebook、InstagramなどのSNSにライブ配信することもできる。

DJI スマート送信機
 

■DJI スマート送信機 主な仕様

サイズ 177.5×121.3×40mm(アンテナ折りたたみ時、コントロールスティック未装着時)/177.5×181×60mm(アンテナ展開時、コントロールスティック装着時)
重量 約630g
付属品 USB 3.0 Type-Cケーブル、スペアコントロールスティック(ペア)
 

 
〈文〉柴田 誠