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50年前に月へ行ったカメラを記念した限定キット「ハッセルブラッド 907Xスペシャルエディション」

ハッセルブラッドは、1969年7月20日のアポロ11号月面着陸から50周年を記念して、「907Xスペシャルエディション」を発表した。中判カメラボディ「907X」と中判デジタルバック「CFV II 50C」の限定モデルのキットとなる。参考価格は845,000円(税別)。予約受付と出荷は、2019年後半を予定している。

 

ハッセルブラッド907Xスペシャルエディション

 

ハッセルブラッドは、宇宙を記録するカメラとしてNASAに選ばれ、人類初の月面着陸の歴史的瞬間を撮影した。アポロ11号のミッションで使用されたのは、シルバーの「Hasselblad Data Camera (HDC)」1台、ブラックの「Hasselblad Electric Camera(HEC)」2台。「HDC」は宇宙飛行士アームストロングが月面の撮影に使い、「HEC」1台は月面着陸船の中、もう1台は月軌道を回るアポロ司令船に乗った宇宙飛行士マイケル・コリンズが使用した。コリンズが使用した「HEC」は地球に持ち帰られ、ほかの2台は無事に地球に帰還するための重量制限により月面に残され、現在もそのままとなっている。

ハッセルブラッド907Xスペシャルエディション

「907Xスペシャルエディション」は、地球に帰還した「HEC」を思わせるマットブラック仕上げ。デジタルバックには「On the Moon Since 1969」と記され、50年前に月に残された「HDC」と「HEC」を記念している。

ハッセルブラッド907Xスペシャルエディション

「907X」は、ハッセルブラッド史上最小の中判カメラボディ。すべてのXシステムレンズに加え、アダプターを介して幅広い種類のハッセルブラッドレンズが使用できる。「CFV II 50C」は、中判5000万画素CMOSセンサーを備え、1957年以降に製造されたほとんどのハッセルブラッドVシステムカメラと互換性がある。「907X」と「CFV II 50C」を組み合わせると、コンパクトな中判ミラーレスカメラとなる。

 

 

〈文〉佐藤陽子