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360°カメラデビューに! 360°の写真も4K動画も手軽に撮影できる「RICOH THETA SC2」

リコーおよびリコーイメージングは、360°カメラ「RICOH THETA (リコー・シータ)」のエントリーモデル「RICOH THETA SC2」を2019年12月13日 (金) に発売する。価格はオープンで、リコーイメージング公式ストア価格は36,800円 (税込)。

RICOH THETA SC2
▲ツヤ感のあるピンク、ブルー、ベージュ、ホワイトの4色をラインナップ

 

「RICOH THETA SC2」は、ワンショットで360°の静止画や動画を撮影できる「RICOH THETA」シリーズのエントリーモデル。2015年に発売された「RICOH THETA SC」の後継モデルで、4K動画撮影に対応するほか、シーンに合わせた撮影モードを新搭載。Bluetooth、無線LANによる接続とデータ転送も可能になった。

RICOH THETA SC2

独自の屈曲光学系で内部構成を最適化。薄型・軽量で手になじむデザインのボディとなっている。

■高精細な全天球静止画&4K動画撮影

開放F値2.0の大口径小型二眼屈曲光学系と最新のイメージセンサーを搭載。約1400万画素相当の高精細な360°全天球静止画を撮影することができる。また、イメージセンサーと画像処理エンジンの刷新により、上位機種と同じ4Kサイズ相当 (3840×1920/30fps) の滑らかで臨場感ある360°の全天球動画撮影にも対応する。

従来モデル「RICOH THETA SC」から露出精度やホワイトバランスのアルゴリズムを一新。オート撮影での正確で自然な描写を実現する。

RICOH THETA SC2
▲撮影・加工例

■各種プリセットモードを新搭載

人物の顔を認識して美肌に見せる「顔モード」、夜間でも低ノイズで撮影可能な「夜景モード」、明暗差があっても対象物をはっきりと撮影できる「車窓モード」、水中撮影時に最適な「水中モード」など、シーンに合わせて最適に撮影できるプリセットモードを搭載している。

※水中撮影には専用の水中ハウジングケースが必要。

RICOH THETA SC2
▲オート撮影

 

RICOH THETA SC2
▲顔モードで撮影

■操作性を向上させるUI (ユーザーインターフェース)

本体下部に状態表示OLED (有機ELディスプレイ) を搭載。設定モードやスマートフォンとの接続状態、バッテリー残量などの情報が一目で確認できるようになった。さらに、セルフタイマーモードへの切り替えボタンも追加された。

RICOH THETA SC2

■Bluetoothと無線LANの使い分けもOK

Bluetoothおよび無線LANを搭載。Bluetoothによるスマートフォンとの常時接続が可能で、Bluetoothで接続したスマートフォンから撮影することができる。また、無線LAN接続ではスマートフォンでのライブビュー表示や画像転送なども利用可能。撮影シーンに応じてBluetoothと無線LAN接続を使い分けることができる。

また、「RICOH THETA SC」では天頂補正をデータ転送時に行っていたが、再生時に実施する仕様に変更。動画の転送速度が約4倍に高められている。

■2020年春に新機能の「アニメーションフォト」に対応予定

スマートフォンで撮影した静止画と、「RICOH THETA」で撮影した360°の全天球画像を専用アプリで合成することで、画像をタップすると360°の全天球画像がアニメーションとして表示される「アニメーションフォト」を生成可能。Live Photos (iOS) ・動画 (Android) として再生/共有が可能なため、専用のビューワーアプリを持っていなくても手軽に再生/共有することができる。こちらは2020年春に対応予定だ。

 

RICOH THETA SC2 主な仕様

カラー ピンク、ブルー、ベージュ、ホワイト
撮像素子 1/2.3型 ×2
有効画素数 約1200万画素×2 (出力画素 約1400万画素)
レンズ構成 6群7枚
F値 F2.0
ISO感度 [静止画]オート ISO 64~1600 (ISO優先・マニュアル ISO 64~3200) [動画]ISO 64~6400
最短撮影距離 約10cm
画像ファイル形式 [静止画]JPEG [動画]MP4
記録媒体 内蔵メモリー 約14GB
外部インターフェース microUSB (USB2.0対応)
情報表示パネル 0.5型 60×32ドット 有機EL (OLED) パネル
サイズ (幅×高さ×奥行き) 45.2×130.6×22.9mm (レンズ部を除く奥行き 17.9mm)
質量 約104g
付属品 USBケーブル、専用ケース

 

 

〈文〉佐藤陽子