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コスパの高いレンズが続々登場! 開発発表されたトキナーレンズのココに期待!

ケンコー・トキナーは、2020年に発売を予定しているトキナーレンズを発表。ラインナップの拡充に向けて開発を進めていることを明らかにした。トキナーは今年、誕生70周年を迎える。

2020年発売予定のトキナーレンズ

 

開発が進められているとして2020年3月6日に発表されたのは、ニコンFマウント・キヤノンEFマウントの「atx-i 11-20mm F2.8 CF」と、ソニーEマウント・富士フイルムXマウントの「atx-m 23mm F1.4」「atx-m 33mm F1.4」「atx-m 56mm F1.4」の3機種。いずれもAPS-C対応のレンズだ。

さらにフルサイズソニーEマウントの新製品として「atx-m 35mm F1.8 FE」と「atx-m 50mm F1.8 FE」の2機種が、「atx-m 85mm F1.8 FE」(2020年2月発売) に加えてラインナップに追加される予定となっている。

■atx-i 11-20mm F2.8 CF

「atx-i 11-20mm F2.8 CF」は、今夏の発売が予定されている。atx-iは、AT-Xシリーズの中からユニークな機種をピックアップして外観・性能・価格を見直し、最新のデジタル一眼レフカメラにフィットさせた新シリーズ。「atx-i 11-16mm F2.8 CF」と「atx-i 100mm F2.8 FF MACRO」が発売中だ。

「atx-i 11-20mm F2.8 CF」には、ベースとなる「AT-X 11-20 PRO DX」譲りの高い解像力と操作性の実現を期待したい。また、動画撮影でも扱いやすいレンズであって欲しいと思う。

■atx-m 23mm F1.4 / 33mm F1.4 / 56mm F1.4

ソニーEマウントの「atx-m 23mm F1.4 E」「atx-m 33mm F1.4 E」「atx-m 56mm F1.4 E」は、APS-C専用で今夏発売予定のモデル。今回発表されたレンズは、広角〜標準系ながら全てF1.4の大口径レンズ。ワイドな画角とボケを生かした表現が楽しめる。

atx-mシリーズはミラーレスカメラ専用の交換レンズで、フルサイズ専用のFíRINシリーズとは棲み分けて製品展開をしていくとアナウンスされている。富士フイルムXマウント対応の「atx-m 23mm F1.4 X」「atx-m 33mm F1.4 X」「atx-m 56mm F1.4 X」も今秋発売予定となっており、atx-mは2020年にラインナップが一気に充実することになる。今後、トキナーレンズの中核を担うシリーズとなりそうだ。将来発表されるであろう望遠系のスペックにも期待したい。

■atx-m 35mm F1.8 FE / 50mm F1.8 FE

フルサイズのソニーEマウントには、今秋発売予定で「atx-m 35mm F1.8 FE」と「atx-m 50mm F1.8 FE」がラインナップされる。発売中の「atx-m 85mm F1.8 FE」は優れた描写性能とリーズナブルな価格を両立させたレンズとなっているので、35mmと50mmもコストパフォーマンスの高いレンズになるに違いない。

金属を主体とした高級感のある仕上げと堅牢性、滑らかな操作感や手触りはもちろんだが、汎用性の高い焦点距離ということで、コンパクトなサイズも実現して欲しい。

atx-m 85mm F1.8 FE
▲atx-m 85mm F1.8 FE

 

 

〈文〉柴田 誠