ニュース

キヤノンEFレンズを富士フイルムのミラーレスに装着、AFや手ブレ補正が使えるマウントアダプター「Fringer FR-FX20」

焦点工房は、キヤノンEFマウントレンズを富士フイルムXマウントのミラーレスカメラで使用するためのマウントアダプター 「Fringer (フリンガー) FR-FX20」を2020年4月20日に発売した。「FR-FX2」のスタンダード版という位置付けで、電子接点を搭載する。希望小売価格は38,000円 (税別) 。

Fringer FR-FX20

「FR-FX20」は、カメラボディ側にアクセスする通信機能 (電子接点) を搭載しており、焦点距離や露出などの撮影情報をExifデータとして記録することができるマウントアダプター。キヤノンEFとEF-Sマウントのレンズに装着可能で、レンズの電子コントロール、絞り制御、AF撮影が可能となっている。

レンズ内の手ブレ補正機構 (キヤノン IS、シグマ OS、タムロン VC) に対応するほか、コンティニュアスAF (AF-C) 、顔検出、瞳AFにも対応する。また、パソコンとUSB接続することでファームウェアのアップデートが可能だ。アダプター内部には植毛加工が施され、内面反射が制御されている。

 

なお、「FR-FX20」のピント検出方法は主に像面位相差AF方式を採用していることから、像面位相差AFセンサー搭載機種、あるいは像面位相差AFモードやエリア内で使用することが推奨されている。「FR-FX20」のAFの合焦速度や精度は、使用するカメラ本体の位相差AFセンサーの性能に依存するものとなっている。

<装着例>

Fringer FR-FX20

 

 

〈文〉柴田 誠