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キヤノンが大量発表! 次世代ミラーレス「EOS R5」「EOS R6」とレンズ6本が登場

キヤノンは、2020年7月9日 (木) 21時からオンラインの新製品発表会「Canon EOS Presentation」を開催。フルサイズミラーレスカメラ「EOS R5」「EOS R6」とEOS Rシステム初となるエクステンダー2機種を含む6本のRFレンズを発表した。

キヤノンオンライン発表会
※画像はいずれも「Canon EOS Presentation」より。

 

いずれも7月10日からキヤノンの直販サイト・キヤノンオンラインショップで予約受付が開始されており、価格は全てオープン。また、品川・銀座・大阪のキヤノンショールームと名古屋支店コミュニケーションスペースで、先行展示もスタートした。なお、製品体験は完全事前予約制となっている。

次世代ミラーレスカメラ「EOS R5」と「EOS R6」

EOS R5・EOS R6

■約4500万画素の「EOS R5」

「EOS R5」は、有効約4500万画素の新開発フルサイズCMOSセンサーと新映像エンジン「DIGIC X」を搭載し、EOSシリーズ史上最高の解像性能を実現する。世界初の8K/30P動画撮影が可能で、8Kデータから高画質な4K動画を生成することができる。AFも「デュアルピクセル CMOS AF II」となって性能が向上。「顔+追尾優先AF」設定時の測距エリアは、画面の縦横最大約100%の範囲に拡大した。

EOS R5

また、EOSシリーズで初めて5軸のボディ内手ブレ補正を採用し、レンズ側の光学式手ブレ補正機構との協調制御により、世界最高8.0段の手ブレ補正を実現する。カメラ内蔵のWi-Fiとして5GHz帯の無線LAN規格に対応したのもEOSシリーズ初だ。

■約2010万画素の「EOS R6」

「EOS R6」は、「EOS-1D X Mark III」搭載のセンサーを基にカスタマイズしたフルサイズCMOSセンサーを搭載しており、映像エンジンは「EOS R5」と同じ「DIGIC X」となっている。オーバーサンプリングによる4K/60P動画は、モアレやノイズを低減した映像表現を実現する。「EOS R5」と同様に「デュアルピクセル CMOS AF II」「ボディ内5軸手ブレ補正」を搭載しており、最高8.0段の手ブレ補正となっている。

EOS R6

 

価格はいずれもオープンで、参考価格は「EOS R5」が460,000円で2020年7月下旬発売、「EOS R6」が305,000円で8月下旬発売となっている (いずれも税別)。

新RFレンズとエクステンダー

超望遠ズームレンズ「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」をはじめ、「RF600mm F11 IS STM」「RF800mm F11 IS STM」と、この3本に対応する「エクステンダー RF1.4×」「エクステンダー RF2×」、そして中望遠単焦点マクロレンズ「RF85mm F2 MACRO IS STM」も発表された。

EOS R6

■超望遠ズームレンズ「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」

「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」は、「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」(2014年12月発売) の焦点距離を望遠側に100mm 延長したLレンズ。「EOS R5」装着時には、ボディ内手ブレ補正機構との協調制御により、6.0段の手ブレ補正を実現する。参考価格は335,000円 (税別) で2020年9月下旬発売。

RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

■2本の超望遠単焦点レンズ「RF600mm F11 IS STM」「RF800mm F11 IS STM」

「RF600mm F11 IS STM」と「RF800mm F11 IS STM」は、いずれも世界最軽量の超望遠単焦点レンズ。密着2層型回折光学素子を採用したDOレンズを含む新規光学系、開放F値11の固定絞り、筐体への樹脂部材の活用などにより、従来の超望遠レンズの概念を覆す小型・軽量設計を実現した。レンズ内手ブレ補正機構ISを搭載し、「RF600mm」は5.0段、「RF800mm」は4.0段の手ブレ補正を実現する。

RF600mm F11 IS STM・RF800mm F11 IS STM

「エクステンダー RF1.4× / RF2×」にも対応しており、「EOS R5」装着時には、F22でもAF撮影が可能となっている。「RF600mm F11 IS STM」の参考価格は88,000円 (税別)、「RF800mm F11 IS STM」は113,000円 (税別)。いずれも2020年7月下旬発売。

■EOS Rシステム初のエクステンダー「RF1.4×」「RF2×」

「エクステンダー RF1.4× / RF2×」は、マスターレンズの焦点距離をそれぞれ1.4倍、2倍に拡大する EOS R システム初のエクステンダー。「RF800mm F11 IS STM」に装着することで、焦点距離を最大1600mm相当に伸ばすことができる。「RF1.4x」の参考価格は63,000円 (税別)、「RF2x」が75,000円 (税別)。いずれも2020年7月下旬発売。

エクステンダー RF1.4X・RF2X

■ハーフマクロ「RF85mm F2 MACRO IS STM」

「RF85mm F2 MACRO IS STM」は、携帯性と高画質の両立を実現する。最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロだ。参考価格は75,000円 (税別) で2020年10月下旬発売。

RF85mm F2 MACRO IS STM

 

Canon EOS Presentation

 

 

〈文〉柴田 誠