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高性能でコンパクト、歪みを徹底排除したLAOWAのシネレンズ3本がいよいよ発売

サイトロンジャパンは、性能の高さとコンパクトさを兼ね備えたLAOWAのシネレンズ3機種「7.5mmT2.1 Cine」「9mmT2.9 Zero-D Cine」「15mmT2.1 Zero-D Cine」を2020年9月10日に発売した。昨秋開催の「Inter BEE 2019」をはじめ、フォトキナやCP+でも参考展示されていたもので、量産化に向けて開発が進められていたレンズだ。

LAOWA 7.5mmT2.1 Cine、9mmT2.9 Zero-D Cine、15mmT2.1 Zero-D Cine

 

■LAOWA 7.5mmT2.1 Cine

マイクロフォーサーズフォーマットに対応する質量約170gのシネレンズ。コンパクトなレンズながら、両面非球面レンズの採用によりディストーションを抑制、3枚のED (特殊低分散) レンズで色収差を補正する。価格はオープン。参考価格は79,000円 (税別)。

LAOWA 7.5mmT2.1 Cine

レンズ第一面にはフロッグアイ撥水コート (FEC) が施されており、水分や油分などの汚れによる影響を低減するほか、全てのレンズ面に低反射多層膜コートを施して、ゴーストやフレアの発生を抑える。耐久性と高度な組立精度を実現するために、金属製の筐体を採用した。

[マウント] マイクロフォーサーズ [焦点距離] 7.5mm [絞り] F2.1〜F22 [レンズ構成] 9群13枚 [画角] 110° [絞り羽根枚数] 7枚 [最短撮影距離] 12cm [イメージサークル] 21.6mm [フロント直径] φ52mm [サイズ] φ56×46mm [質量] 約170g

 

■LAOWA 9mmT2.9 Zero-D Cine

2枚の非球面ガラスと3枚のED (特殊低分散) レンズを採用。ディストーションをほぼゼロに抑え、色収差をきわめて小さく補正した、高性能とコンパクトさを両立したシネレンズ。価格はオープン。参考価格は79,000円 (税別)。

LAOWA 9mmT2.9 Zero-D Cine

APS-Cフォーマット用に設計されており、イメージサークル28mmのスーパー35シネマカメラで使用することができる。金属製筐体を採用し、レンズ第一面にはフロッグアイ撥水コート (FEC) を施している。

[マウント] ソニーE、富士フイルムX、マイクロフォーサーズ [焦点距離] 9mm [絞り] F2.9〜F22 [レンズ構成] 10群15枚 [画角] 113°/ 100° [絞り羽根枚数] 7枚 [最短撮影距離] 12cm [イメージサークル] 29mm [最大径] φ58mm (マウントにより異なる) [サイズ] φ62.4×54mm (マウントにより異なる) [質量] 約247g (マウントにより異なる)

 

■LAOWA 15mmT2.1 Zero-D Cine

ソニーEマウントのミラーレスカメラ用に設計されたシネレンズ。43.3mmのイメージサークルを確保し、フルフレームフォーマットに対応する。価格はオープン。参考価格は160,000円 (税別)。

LAOWA 15mmT2.1 Zero-D Cine

両面非球面レンズ採用により、コンパクトなレンズながらも、ほぼディストーションゼロの映像を実現。さらに3枚のED (特殊低分散) レンズの採用により、色収差をきわめて少なく補正する。レンズ第一面にはフロッグアイ撥水コート (FEC) を施し、全てのレンズ面に低反射多層膜コートを施すことで、ゴーストやフレアの発生を抑えた。金属性筐体を採用する。

[マウント] ソニーE [焦点距離] 15mm [絞り] F2.1〜F22 [レンズ構成] 9群12枚 [画角] 110° [絞り羽根枚数] 5枚 [最短撮影距離] 15cm [イメージサークル] 43.3mm [対物直径] φ80mm [サイズ] φ84.8×91.2mm [質量] 約540g

 

 

〈文〉柴田 誠