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手ブレ補正を強化、防塵防滴になった富士フイルムの超広角ズームレンズ「XF10-24mmF4 R OIS WR」

富士フイルムは、ミラーレスカメラXシリーズ用の超広角ズームレンズ「フジノンレンズ XF10-24mmF4 R OIS WR」を2020年11月下旬に発売する。「フジノンレンズ XF10-24mmF4 R OIS」(2014年3月15日発売) の光学性能はそのままに、新たに防塵防滴構造を採用し、手ブレ補正機能や操作性を向上させたリニューアルモデルだ。希望小売価格は131,000円 (税別)。

XF10-24mmF4 R OIS WR

■光学性能

「XF10-24mmF4 R OIS WR」は、非球面レンズ4枚、EDレンズ4枚を含む10群14枚のレンズ構成を採用して、球面収差や色収差などを効果的に補正する。画像中心部から周辺部まで高い解像力を発揮する超広角ズームレンズだ。

画角は、35mm判換算で15〜36mm相当となっており、ズーム全域で開放F値4.0の明るさを実現する。最短撮影距離は24cmで、被写体をアップで捉えながら背景を大きく取り入れた、超広角レンズならではの迫力のある表現が可能となっている。

■手ブレ補正機能

手ブレ補正機能は、高性能なジャイロセンサーの搭載により3.5段の補正効果を実現する。従来モデルよりも1.0段分向上している。また、ボディ内手ブレ補正機能を搭載する「X-T4」との組み合わせでは、5軸・最大6.5段の補正効果を発揮する。

■AF性能

フォーカスレンズをステッピングモーターで駆動するインナーフォーカス方式を採用しており、高速で静音なAFを実現する。また、カメラの顔・瞳AF機能にも対応する。

■操作性

GFXシリーズ用交換レンズが搭載するA (オート) ポジションロックをXFレンズとして初めて採用した。撮影時に絞りリングが不用意に動かないようロックできるものだ。また、新たに指標付きの絞りリングを採用しており、F値を確認して絞りを調整することができる。

従来モデルよりも25gの軽量化が図られ、フォーカスリングとズームリングも小径化されている。

■防塵防滴構造

防塵・防滴・−10℃の耐低温構造を新たに採用し、過酷なアウトドア環境下でも安心して撮影することができる。

 

FUJIFILM フジノンレンズ XF10-24mmF4 R OIS WR 主な仕様

マウント FUJIFILM Xマウント
焦点距離 10〜24mm (35mm判換算 15〜36mm相当)
開放絞り F4.0
最小絞り F22
レンズ構成 10群14枚 (非球面レンズ4枚、EDレンズ4枚)
画角 110°〜61.2°
絞り羽根枚数 7枚
最短撮影距離 24cm
最大撮影倍率 0.16倍
フィルターサイズ φ72mm
サイズ (最大径×長さ) 約φ77.6×87mm
質量 約385g

 

 

〈文〉柴田 誠