ニュース

360°写真を加工できる無料アプリ「IQUISPIN」がアップデートで快適操作に

ペン型360°カメラ「IQUI (イクイ)」を開発したベクノスは、360°の全天球写真に動きやエフェクトなどを付加したショートビデオを簡単に作成できるスマートフォン用無料アプリ「IQUISPIN (イクイスピン)」のメジャーアップデートを行い、2021年3月5日に公開した。「App Store」「Google Play」からダウンロードできる。

IQUISPIN

■「IQUISPIN」とは?

IQUISPIN」は2020年8月28日に公開されたスマホ用の360°写真加工アプリ。プリセットされているテンプレートを選択するだけで、360°全天球写真に「カメラモーション」や「エフェクト」を付加することができる。「IQUI」だけでなく、他社製カメラで撮影した360°写真にも活用できる、オープン仕様のアプリだ。

IQUISPIN

今回のメジャーアップデートでは、360°写真をスワイプすると、流れるように連続して閲覧できる360°写真ブラウジング機能「SphereFlow (スフィアフロー)」をはじめ、快適な閲覧性や操作性を実現する新機能が数多く追加されている。

■360°写真ブラウジング機能「SphereFlow」

「SphereFlow」は、スマートフォンで撮影した写真と同じように、いくつかの写真をスワイプして連続的に閲覧することができる機能。「SphereFlow」の搭載により、ビューワー画面の下部をスワイプするだけで、過去に撮影した全ての360°写真を指一本で連続して閲覧できるようになった。ビューワー画面には「シェア」「フィルター」「クリエイト」のボタンが追加され、FacebookやLINEなど、360°写真に対応したSNSに直接共有することが可能だ。

アルバム画面にも「360フォト」「360ビデオ」「ファイル」の3つのタブを追加。各タブ内に写真やビデオを集約し、閲覧環境が快適になっている。「360フォト」では360°写真、「360ビデオ」では360°動画をそれぞれファイル形式ごとに自動で分類して表示する。「ファイル」ではクラウド保存されたショートビデオのオリジナルデータが表示される。また、ショートビデオを加工する際に「エフェクト」と「モーション」を同じ画面で選択できるようになり、ショートビデオ作成時の操作が簡単になった。

■エフェクト4種類と限定モーション3種類を「IQUI」ユーザー限定で追加

4種類の新しいエフェクト「ガラス玉」「メタル星」「蝶々」「スパークル」を追加。標準搭載されているエフェクトと合わせて計31種類に拡充した。また、被写体にさまざまな動きを付けるモーションは3種類を追加し、計19種類に拡充。いずれもペン型360°カメラ「IQUI」で「IQUISPIN」を利用している、または過去に「IQUI」への接続経験があるユーザー限定のエフェクトになっている。

IQUISPIN

 

 

〈文〉柴田 誠