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開放F1.2のコンパクトな大口径、フォクトレンダー初のXマウントレンズ「NOKTON 35mm F1.2 X-mount」

コシナは、フォクトレンダー初となる富士フイルムXマウントの交換レンズ「NOKTON 35mm F1.2 X-mount」を2021年8月に発売する。希望小売価格は85,800円 (税込)。

<2010.9.10> 発売日が2021年9月28日に決定。
<2021.8.5> 発売時期が2021年9月に延期された。

NOKTON 35mm F1.2 X-mount

■フォクトレンダー初のXマウントレンズ

「NOKTON 35mm F1.2 X-mount」は、APS-Cサイズ対応の大口径マニュアルフォーカス標準レンズ。富士フイルムXシリーズのミラーレスカメラに最適化されている。

富士フイルムの情報開示により、レンズとボディ間で信頼性の高い電気通信を実現。「X-H1」「X-T4」「X-Pro3」など電気通信対応のボディでは、ファームアップによりExif情報、フォーカスチェック、撮影距離連動表示に加え、特定の機種ではボディ内手ブレ補正やパララックス補正にも対応する。また「X-T20」「X-A5」などの電気接点非対応の機種に装着時には、レンズなしレリーズをONにすることで、絞り優先オートでの撮影が可能となる。

■光学設計

レンズ構成は、異常部分分散ガラス1枚を採用した6群8枚構成で、ダブルガウス型を採用する。絞り位置を中心に、ほぼ左右対象に配置された全レンズが球面で構成される8枚玉のスタイルにより、F1.2の大口径を実現した。絞り開放でも安定した描写力となめらかで大きなボケ味が特徴となっている。最短撮影距離は0.3m (撮影倍率 1:6.7)。

絞り羽根はボケの形状に配慮した12枚構成で、1/3ステップのクリック付きを採用する。絞りのメカニズムは、フォクトレンダーのVMマウントやミラーレス用の他マウントレンズと同じく、絞りリングが絞り羽根の開閉に直結した機構となっている。メカニカル直結操作の絞りリングで、絞りの開閉を操作する手応えが味わえる。

■大口径ながらコンパクト

大口径でありながらフィルター径はφ46mmで、全長39.8mm、重量196gとコンパクト。剛性と耐久性に優れた総金属製の鏡筒を採用している。付属のレンズフードは、光学式ファインダー機に装着した際のケラレを軽減するコンパクトなねじ込み式となっている。

NOKTON 35mm F1.2 X-mount
フード装着時

Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 X-mount 主な仕様

マウント 富士フイルムXマウント
焦点距離 35mm (35mm判換算 53mm)
レンズ構成 6群8枚
画角 44.0°
絞り羽根枚数 12枚
開放絞り F1.2
最小絞り F16
最短撮影距離 0.3m
最大撮影倍率 1:6.7 (35mm判換算 1:4.5)
フィルター径 φ46mm
最大径×全長 φ59.6×39.8mm
重量 196g
付属品 レンズフード