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解像力とAF性能を向上させた新世代の大口径広角レンズ「XF23mmF1.4 R LM WR」

富士フイルムは、X シリーズ用の大口径広角レンズ「フジノンレンズ XF23mmF1.4 R LM WR」を2021年11月に発売する。希望小売価格は134,200円(税込)。

<2022.2.8>
発売日が2022年2月24日に決定。

<2021.10.15>
部品調達の遅延により、発売が2022年2月に延期された。関連アクセサリーのレンズフード「LH-XF23 II」も同じく発売延期となる。

XF23mmF1.4 R LM WR

■大口径プライムシリーズ

XF18mmF1.4 R LM WR」(2021年5月27日発売)、「XF33mmF1.4 R LM WR」(2021年9月29日発売予定) と並ぶ新世代「大口径プライム」シリーズのレンズで、従来モデル「XF23mmF1.4 R」から解像性能を向上させている。AF駆動にはリニアモーターを採用。名称の「LM」はリニアモーターを意味する。

XF18mmF1.4 R LM WR、XF23mmF1.4 R LM WR、XF33mmF1.4 R LM WR
左から「XF18mmF1.4 R LM WR」「XF23mmF1.4 R LM WR」「XF33mmF1.4 R LM WR」。「XF23mmF1.4 R LM WR」は、浅い被写界深度と自然なボケ味を生かした撮影が楽しめる。

■光学性能

非球面レンズ2枚とEDレンズ3枚を含む10群15枚のレンズ構成で、色収差や球面収差を徹底的に抑制した。フォーカス群を一度に駆動させる独自の光学設計技術により、フォーカシング時の画角変動 (ブリージング) も徹底的に抑制している。絞り羽根は9枚絞りを採用、最短撮影距離は約19cm。フィルター径は58mmとなっている。

■AF性能

リニアモーターを新たに搭載し、小型軽量なフォーカス群を駆動させるインナーフォーカス方式を採用する。フォーカス群の移動範囲を短くすることで、最短約0.04秒の高速・高精度AFを実現した。

■操作性

フォーカス群の小径化、リニアモーターの配置を最適化することにより、質量約375g、長さ約77.8mmのコンパクト化を実現。絞りリングにはA (オート) ポジションロックを搭載し、撮影時に絞りリングが不用意に動かないようロックできる。

XF23mmF1.4 R LM WR

■防塵・防滴・耐低温構造

鏡筒の11か所にシーリングを施した防塵・防滴・−10℃の耐低温構造を新たに採用。過酷な環境下でも安心して撮影ができる。

XF23mmF1.4 R LM WR
FUJIFILM X-T4」装着例

アクセサリー

アルミ削り出しの角型レンズフード 「LH-XF23 II」が同時発売。「XF23mmF1.4 R LM WR 」と「XF33mmF1.4 R LM WR」専用設計で、「XF33mmF1.4 R LM WR」にも装着可能。希望小売価格は11,000円 (税込)。

LH-XF23 II

XF23mmF1.4 R LM WR
FUJIFILM X-Pro3」+「LH-XF23 II」装着例

フジノンレンズ XF23mmF1.4 R LM WR 主な仕様

マウント 富士フイルムXマウント
焦点距離 23mm (35mm判換算 35mm相当)
開放絞り F1.4
最小絞り F16
レンズ構成 10群15枚 (非球面レンズ2枚、EDレンズ3枚)
画角 63.4°
絞り羽根枚数 9枚 (円形絞り)
最短撮影距離 19cm
最大撮影倍率 0.2倍
フィルター径 φ58mm
最大径×長さ 約φ67×77.8mm
質量 約375g