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ワイドマクロも楽しめる小型軽量の大口径標準ズームレンズ「タムロン 20-40mm F/2.8 Di III VXD」

タムロンは、ソニーEマウント対応の大口径標準ズームレンズ「20-40mm F/2.8 Di III VXD」(Model A062) を2022年10月27日に発売する。希望小売価格は118,800円 (税込)。

タムロン 20-40mm F/2.8 Di III VXD

 

「タムロン 20-40mm F/2.8 Di III VXD」は、2022年8月18日に開発発表をしていた製品で、今回、発売日と価格が発表された。実売参考価格は96,800円 (税込)。

■クラス最小・最軽量の大口径標準ズーム

本製品は超広角20mmから準標準40mmまでをカバーする広角域を重視した標準ズームレンズ。フルサイズセンサー対応で、開放F値をF2.8通しとしながら、全長86.5mm、365gの小型軽量なレンズに仕上がっている。フィルター径はタムロン製ミラーレスカメラ用レンズの多くと共通のφ67mmとしている。

取り回しのよい小型軽量な本レンズは、動画撮影に使用される電動ジンバルなどに装着してもバランスがよく、幅広いシーンで活用できる。

■複合非球面レンズやLDレンズを贅沢に使った光学系

レンズ構成は11群12枚。LD (異常低分散) レンズを4枚、GM (ガラスモールド非球面) レンズを2枚、複合非球面レンズを1枚という特殊硝材を贅沢に使って高い光学性能を実現し、小型軽量化と高い描写性能を両立させている。さらに、レンズ面にはBBAR-G2 (Broad-Band Anti-Reflection Generation 2) コーティングを施し、ゴーストやフレアを抑制。これによりクリアな描写が得られる。

■高速・高精度AFと高い近接撮影能力

AF駆動にはリニアモーターフォーカス機構VXDを搭載。高速・高精度AFによりスピーディーなピント合わせが可能。静音性も高く、動画撮影にも安心して使える。ズームリングの回転角は65°で、クイックなズーミングを行える。ソニー製カメラの「ファストハイブリッドAF」や「瞳AF」などの各種AF機能に対応する。

広角側20mmでは最短撮影距離は0.17mで、最大撮影倍率1:3.8のワイドマクロ撮影を行える。超広角でのテーブルフォトの撮影、Vlog撮影や自撮りの際には被写体を大きく捉えながら、背景を広く入れた映像を撮ることができる。

■防滴用シーリングを施した簡易防滴構造

レンズ鏡筒の可動部や接合部など、主要な箇所に防滴用のシーリングを施した簡易防滴構造を採用。不用意に水がレンズ内部に侵入するリスクを抑えてくれる。レンズ面には、水滴やホコリが付いてもすぐに拭き取れる防汚コートが施されている。また、専用ソフトウェア「TAMRON Lens Utility」に対応し、側面に設けられたUSB Type-CコネクタとPCをUSBでつなぎ、フォーカスリングのカスタマイズや最新ファームウェアのアップデートを行うことができる。

TAMRON 20-40mm F/2.8 Di III VXD 主な仕様

モデル名 A062
マウント ソニーEマウント
焦点距離 20〜40mm
開放絞り F2.8
最小絞り F22
画角 (対角) 94°30′〜56°49′
レンズ構成 11群12枚
絞り羽根枚数 9枚 (円形絞り)
最短撮影距離 0.17m (W) / 0.29m (T)
最大撮影倍率 1:3.8 (W) / 1:5.1 (T)
フィルター径 φ67mm
最大径×長さ φ74.4×86.5mm
質量 365g
付属品 花型フード、レンズキャップ