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キヤノンが写真・映像作家の発掘オーディション「GRAPHGATE」を開始

キヤノンは、写真・映像作家の発掘オーディション「GRAPHGATE (グラフゲート)」を新たなプロジェクトとして開始することを発表した。

GRAPHGATE

これは、2021年に30周年を迎えて終了した新人写真家の発掘・育成・支援プロジェクト「写真新世紀」と、写真家オーディション「SHINES (シャインズ)」の2つのプロジェクトの意志を引き継いだ、次世代の新たな作家を発掘しようという試みだ。PHOTOGRAPHY、VIDEOGRAPHYの「GRAPH」と、登竜門でありたいという思いの「GATE」を組み合わせ、「すべての写真・映像作家の入り口」という意味を込めて名付けられた。

本企画は、キヤノンがこれまで半世紀以上にわたり培ってきた写真・映像文化貢献を継承しながら、新たなスタートを切るもので、募集期間は2023年4月3日から6月30日までの予定。その後、作品選考とプレゼンテーションを経て、グランプリが決定するのは同年11月になる。

募集部門は「ピープル」「ネイチャー」「クリエイティブ」「ムービー」の4部門。その中からグランプリ1名、優秀賞4名、若干名の佳作を選出する。求められているのは、自分や作品について語れる作家であること。グランプリの副賞は、キヤノンギャラリーSでの約1か月間の写真展開催のほか、カメラ・レンズの3年間機材サポート、消耗品を含むプリンターの贈呈などとなっている。

選者はキュレーターや映像プロデューサー、アートディレクター、編集者など写真・映像に関わる人たちが招聘される。どんな作家が選ばれ、新たな歴史を刻むことになるのか、今から楽しみだ。